研究課題/領域番号 |
21K08782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
白下 英史 大分大学, 医学部, 准教授 (50596955)
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研究分担者 |
衛藤 剛 大分大学, 医学部, 准教授 (00404369)
白坂 美哲 大分大学, 医学部, 客員研究員 (40837746)
大嶋 佑介 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (10586639)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 光線治療 / パルスレーザー / 腹膜播種 / 光線療法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、肉眼的にすべての病巣を診断することが難しく、腸閉塞や腹水により患者QOLを低下させる難治性の胃癌腹膜播種病変に対するより効果的で正常組織に影響の少ないパルスレーザー光線照射を用いた新規治療法を開発することである。そのために以下のことを行う:①抗腫瘍効果をしめす至適な照射量の確認、②レーザー光線照射が癌細胞と癌微小環境に与える影響の評価、③内視鏡などに使用される細いファイバーからより広範囲の病変を治療するため、レーザー光を拡散させるデバイスの開発、を行う。 本研究により腹膜播種に対する内視鏡を用いた低侵襲治療が格段に発展することが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究では,腹膜播種病変の治療を内視鏡にて治療可能なパルスレーザー光線療法の実用化を目指し,近赤外超短パルスレーザー光線照射による胃癌腹膜播種病変に対する殺細胞効果の向上を図るための光源開発を行った. まず,超短パルスレーザーを用いて, 胃癌細胞株に対して,レーザー照射を行ったところ、殺細胞効果を認め,光子励起によるALA-PDT/PDDの原理を実証した. さらに、顕微鏡とジョイントした小型ファイバレーザーシステムを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,光子励起によるALA/PDDの効果が確認でき,また顕微鏡とジョイントした小型ファイバレーザーシステムを構築したことで,腹膜播種という広範囲かつ深部ですべてを肉眼的に同定することが難しい病変に対して抗癌剤治療よりも直接的に治療を行える治療法の開発につながる可能性がある.
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