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IL-17とがん幹細胞ニッチをターゲットにした新規分子標的療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K08804
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

早田 啓治  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90637654)

研究分担者 尾島 敏康  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60448785)
中村 公紀  和歌山県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80364090)
山上 裕機  和歌山県立医科大学, 医学部, 学長特命教員(特別顧問) (20191190)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードIL-17 / がん微小環境 / がん関連線維芽細胞 / がん幹細胞ニッチ / 新生血管 / 分子標的療法
研究開始時の研究の概要

がん微小環境におけるIL-17 ががん幹細胞ニッチ構築に及ぼす影響について新規に解明し、難治性消化器がんにおいてIL-17とがん幹細胞ニッチ(新生血管、がん関連線維芽細胞)を標的とした新しい分子標的療法の開発を目的とする。がん微小環境において慢性炎症を惹起するIL-17とがん幹細胞ニッチの一つであるがん関連線維芽細胞との関連性が明らかとなる。さらにIL-17制御を血管新生阻害剤、がん関連線維芽細胞阻害剤のシナジー効果によるがん幹細胞ニッチの破壊による新規分子標的療法を確立できれば、これまで難治性消化器がんであったスキルス胃がん、膵がんの対しての治療戦略が革新的に進歩するものと考える。

研究実績の概要

本研究ではがん微小環境におけるIL-17ががん幹細胞ニッチ構築に及ぼす影響について新規に解明し、難治性消化器がんにおいてIL-17とがん幹細胞ニッチ(新生血管、がん関連線維芽細胞)を標的とした新しい分子標的療法の開発を目的とする。本研究を遂行することで、がん微小環境において慢性炎症を惹起するIL17とがん幹細胞ニッチの一つであるがん関連線維芽細胞(CAFs: cancer associated fibroblasts)との関連性が明らかとなる。さらにIL-17制御を血管新生阻害剤、がん関連線維芽細胞阻害剤のシナジー効果によるがん幹細胞ニッチの破壊による新規分子標的療法を確立できれば、これまで難治性消化器がんであったスキルス胃がん、膵がんの対しての治療戦略が革新的に進歩するものと考える。
本年度はがん微小環境におけるIL-17抑制および抗VEGF抗体、抗FAP抗体との併用による腫瘍増殖抑制効果とニッチ細胞、がん幹細胞と免疫細胞に及ぼす影響の検討した。マウス皮下腫瘍モデルにおいてAd-IL-17 siRNA 1×109PFU、抗VEGF抗体、抗FAP抗体を腫瘍内投与または静脈内投与し、それぞれ経時的な腫瘍径を計測し、腫瘍増殖抑制効果を比較検討した。また同時にマウスの体重、体温を経時的に測定し、副作用を比較検討した。Day14に腫瘍組織を採取し、分離した免疫担当細胞をFACSにて評価する。PE anti-TIM3 Ab、PE anti-CTLA-4 Ab, PE anti-PD1 Ab、PerCP-Cy5.5 anti-CD4Ab、FITC anti-CD8Abで細胞表面染色した後、FITC anti-IFNgAb、PE anti-IL-4Abを用いて細胞内染色を行った。Treg細胞はPE anti-FOXP3 Abで細胞内染色を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

in vivo実験のため、再現性の確認性に時間を要した。

今後の研究の推進方策

予定変更せずに研究を遂行する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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