研究課題/領域番号 |
21K08809
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
倉橋 康典 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10834822)
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研究分担者 |
篠原 尚 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70319549)
波多野 悦朗 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80359801)
井桁 正尭 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (10821788)
葛城 大介 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10332058)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ICG蛍光法 / 食道再建術 / 胃管血流定量評価 / 胃管血流評価 / 食道癌 / 胃管血流 / デジタル評価 |
研究開始時の研究の概要 |
食道切除後胃管再建の成否を左右する胃管血流の評価は,胃管の色調や動脈の拍動,ICG蛍光法を用いて行う定性的評価が多い.定量的評価のためには,任意の部位の血流の強さ(Peak: P)・流入速度(Inflow: I)・流出速度(Outflow: O)の経時的な変化を総合的に評価する必要がある.本研究はICG蛍光イメージングプロジェクションによって得られるICG蛍光法のデータを用いて,これまで外科医が感覚的に判断してきた胃管の「血流のよさ」を,3つのパラメータ(P, I, O)としてデジタル化し,それを任意の点でリアルタイムに表示するシステムを開発する.
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研究実績の概要 |
2022年度は前年度に引き続き,メディカルイメージングプロジェクションシステム(MIPS,三鷹光器)を用いたICG(インドシアニングリーン)蛍光法にて胃管血流のデータを記録し,その動画データを解析ソフトウェア(FlowInsight,インフォコム)を用いて解析する作業を約30例,前年度から累計60例に対して行った.前年度後半に行ったICG濃度や撮影条件の調整により,本年度は全例とも良好な画像を記録することができた.本年度は得られた胃管血流曲線を数学的な近似式で表すことができ,さら吻合部位の曲線をコントロール部位の曲線と比較することで,吻合部位の曲線の良悪を判断するパラメータを決定することができ,これに関して研究会発表・雑誌投稿を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度にICG蛍光法により得られる胃管血流カーブが当初考えていたものと若干違った形状を示すことが分かったため,これを数学式で近似式で表すことに取り組む方針としたが,それが達成され,さらに血流曲線の良悪を判定するパラメータも算出できたので,概ね予定通りに進んでいると思われる.
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は胃管血流の定量評価に関する論文を完成させることを方針としたい.当初はその結果をもとに縫合不全との関係を明らかにし,術中リアルタイムに吻合位置を検証するシステム構築を目標としていたが,数学的解析に思ったより時間と労力を要するため,縫合不全との関係を明らかにするには,数学的解析作業を自動化させる必要があり,そのためには比較的まとまった時間が必要と考える.今回の研究の最終目標を「胃管血流の定量評価」に変更し,その続きの数学的解析の自動化,縫合不全との関係の検証,術中リアルタイム診断システム構築は次回以降の研究課題とする.
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