研究課題/領域番号 |
21K08850
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
山田 直輝 日本医科大学, 医学部, 助教 (00838089)
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研究分担者 |
藤井 正大 日本医科大学, 医学部, 准教授 (60297926)
別所 竜蔵 日本医科大学, 医学部, 教授 (60281432)
丸山 雄二 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50328837)
川瀬 康裕 日本医科大学, 医学部, 講師 (10339385)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ARNI / 心筋保護 / 心臓手術 |
研究開始時の研究の概要 |
心臓外科手術は術中の心筋保護法や術後管理の進歩により手術成績は向上してきたが、近年80歳以上の高齢者、糖尿病の合併例や虚血性心疾患により低心機能に陥った重症例、複合病変による長時間手術などの増加が避けられない状況である。その一方で慢性心不全に対して、アンギオテンシン受容体・ネプリライシン阻害薬(ARNI)薬の臨床的有効性が証明され実験レベルでも心筋梗塞後の心機能を改善させ、心破裂やサイトカインの抑制に効果があることが示されていることを受け、本研究では心臓手術における心筋保護の改善策として、ARNI薬が応用できるかの可能性を探る。
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研究実績の概要 |
本研究では心臓手術における心筋保護法の改善策として、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)が応用できないかを検討する。実験系は、ランゲンドルフ装置を用いたラット摘出心による灌流実験を採用する。 【課題2-2】週齢5週から2週間サクビトリル・バルサルタン(68mg/kg/day)をコーンオイルで溶いて経口投与する。コントロール群は無投薬ラットとしてコーンオイルを経口投与し、これらのラットの摘出心を用いてランゲンドルフ装置による灌流実験を行い、心筋保護効果を評価した。。サクビトリル1・バルサルタンを2週間前投薬した群で、無投薬群と比較し有意に心機能は改善し、心筋障害は抑制された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
サクビトリル・バルサルタンを経口投与させるWisterラット作成をジャクソンラボに依頼するため課題2を先行させたが、最終年度でSt Thomas病院2号液(STH2)の心筋保護効果に対するサクビトリルバルサルタン(SaV)の影響を検証する課題1-3を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
St Thomas病院2号液(STH2)の心筋保護効果に対するサクビトリルバルサルタン(SaV)の影響を検証する。プロトコールは、STH2群において前灌流ののちSTH2による心停止30分、さらに60分の再灌流を行う。STH2+SaV群では、虚血20分前から再灌流時にかけてSaV投与を行う(2群・各群n=6)。
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