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癌微小環境における免疫担当細胞の真の役割への探求-同所移植モデルの確立とともに-

研究課題

研究課題/領域番号 21K08884
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

吉田 光輝  徳島大学, 病院, 講師 (30403710)

研究分担者 近藤 和也  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10263815)
川上 行奎  徳島大学, 病院, 特任講師 (00596249)
宮本 直輝  徳島大学, 病院, 医員 (00865305)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード免疫担当細胞 / 癌微小環境 / マウス肺癌細胞株 / 肺癌同種同所移植モデル / 免疫チェックポイント阻害薬
研究開始時の研究の概要

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が肺癌に使用され始めて以来,肺癌治療は大きく変革してきたが,その複雑な免疫機構を説明する真のメカニズムやバイオマーカーには不明な領域がある.臨床的に解明が待たれているのは,PD-1/PD-L1の発現の有無にかかわらず,ICIが抗腫瘍効果を持つ症例と持たない症例が存在する生物学的機序である.この研究では, マウス肺癌細胞株(CMT167)を使用した肺癌同所移植モデルから,ヒトの肺癌サンプルでは成し得ない免疫のメカニズムを探求できる実験系を確率し,PD-1/PD-L1の発現の有無に関わらない免疫担当細胞,癌周囲環境のバイオマーカーを見出し,肺癌における薬物療法の飛躍的な進展を目指す研究である.

研究実績の概要

癌部と癌周囲間質の免疫担当細胞による癌の増殖、転移、抑制に関わる生物学的機序に関しては未だ解明されていない領域が多く、その複雑な免疫機構を説明する真のメカニズムやバイオマーカーには不明な領域がある。臨床的に解明が待たれている、PD-1/PD-L1の発現の有無にかかわらず、ICIが抗腫瘍効果を持つ症例と持たない症例が存在する生物学的機序を、この研究で、マウス肺癌細胞株(CMT167)を使用した肺癌同所移植モデルから、ヒトの肺癌サンプルでは成し得ない免疫のメカニズムを探求できる実験系を確立し、PD-1/PD-L1の発現の有無に関わらない免疫担当細胞、癌周囲環境のバイオマーカーを見出し、肺癌における薬物療法の飛躍的な進展を目指す研究である。
2021年度には同種同所移植モデルをCMT167を使用して移植する手技を安定させるためのプレ実験を施行してきた。いくつかの問題点は細胞株の増殖速度が安定していること、注射針は30Gの極小の針を使用するため、胸膜へ適切な角度と深度で移植する手技に難渋した。また、肺癌細胞株は常に冷却した状態で移植まで管理しないと、その活性が失われ、移植細胞が育たず、個体に差ができてしまうことがあることがわかった。
PD-L1抗体投与をプレ実験として始めるにあたり、同所移植の安定性が確保できないため、皮下移植へと切り替え、本年度はPD-L1投与群と非投与群のプレ実験を施行。皮下移植では個体間で安定した腫瘍の増殖が認められ、均質な腫瘍の評価が可能であることがわかった。PD-L1投与群では腫瘍の縮小効果が、非投与群と比較して認められ、今後の組織学的な免疫担当細胞の多重染色にて評価する予定である。

報告書

(1件)
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] トランスレーショナルリサーチに必ず必要な外科技術-呼吸器外科から創薬への社会貢献を-2021

    • 著者名/発表者名
      吉田光輝,大石 久,宮本直輝,近藤和也,川上行奎,南城和正,山本清成,坂本晋一,高嶋美佳,松本大資,河北直也,鳥羽博明,滝沢宏光,丹黒 章
    • 学会等名
      第38回日本呼吸器外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2022-12-28  

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