研究課題/領域番号 |
21K08911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
古川 欣也 東京医科大学, 医学部, 教授 (20246292)
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研究分担者 |
本多 彰 東京医科大学, 医学部, 教授 (10468639)
宮崎 照雄 東京医科大学, 医学部, 准教授 (60532687)
小野 祥太郎 東京医科大学, 医学部, 助教 (50532214)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 27-ヒドロキシコレステロール / マクロファージ / 間質性肺炎合併肺癌 / 免疫染色 / 間質性肺炎合併肺がん / 27ヒドロキシコレステロール |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,間質性肺炎合併肺がんの病態悪化に,肺胞マクロファージより分泌される27-ヒドロキシコレステロール(27HC)の影響と予後予測マーカーとしての有用性を検証するために,間質性肺炎合併肺がん患者や肺がん治療(化学療法や外科治療)を受療する患者の肺組織や血液において,免疫組織化学分析,メタボローム解析,遺伝子解析を,病理標本を用いた後ろ向き研究と,今後の化学療法と外科治療における前向き研究にて行う。
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研究実績の概要 |
間質性肺炎合併肺癌は予後不良の疾患で,外科治療や化学療法などの肺癌に対する治療に伴って,合併している間質性肺炎が急性増悪することが多く見られる。この間質性肺炎の急性増悪の病因や悪化因子などの病態進展機序は明らかになっていない。 これまでの検討から,肺胞マクロファージから分泌される酸化コレステロール(27-ヒドロキシコレステロール)が、肺癌細胞に発現するエストロゲン受容体の内因性リガンドとして作用して,癌細胞増殖を促進する事に加え,肺線維芽細胞の筋芽細胞への分化も促進する事が明らかとなっており,肺線維化を進行させると報告されている。本研究では,27-ヒドロキシコレステロールが間質性肺炎合併肺癌における間質性肺炎の急性増悪を引き起こす因子である可能性について検討する事を目的とした。 全研究計画の前半部にあたる2年3ヶ月の期間において,東京医科大学茨城医療センターで肺癌摘出手術を実施した間質性肺炎合併肺癌患者と非合併肺癌患者の病理肺組織を,過去約5年間遡って抽出して,免疫組織化学染色を実施した。免疫組織化学染色は,27-ヒドロキシコレステロールの合成酵素CYP27A1蛋白,エストロゲン受容体β蛋白,線維化促進成長因子TGFβ蛋白を含む肺線維化や肺癌細胞増殖に関わる因子の蛋白発現の有無,強弱,発現分布について,癌部,非癌部,線維化部を対象に行った。得られた免疫組織化学染色像と,臨床病態との関連性について,解析を進め,学会や論文において成果を今後発表する予定である。
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