研究課題/領域番号 |
21K08985
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
|
研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
菅原 亜美 旭川医科大学, 医学部, 助教 (50548956)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | レミマゾラム / 心臓手術 / 薬物動態 |
研究開始時の研究の概要 |
レミマゾラムベシルは、超短時間作用型ベンゾジアゼピン系全身麻酔薬であり、本邦では世界に先駆けて2020年8月より臨床使用可能となった。これまで薬物動態(Pharmacokinetics: PK)モデルは欧米より報告されていたが、本邦からPKモデルを報告することが可能である。 本研究では、人工心肺使用を使用した心臓手術を受ける患者のレミマゾラムのPKモデルを明らかにし、健常人のPKモデルと比較し、相違点を抽出する。本研究成果により、高リスク患者のレミマゾラムのPKモデルが明らかとなれば、血中濃度を指標とした安全な投与を行うことが可能となる。
|
研究実績の概要 |
レミマゾラムベシルは、超短時間作用型ベンゾジアゼピン系全身麻酔薬であり、本邦では世界に先駆けて2020年8月より臨床使用可能となった。これまで薬物動態(Pharmacokinetics: PK)モデルは欧米より報告されていたが、本邦からPKモデルを報告することが可能である。 本研究では、人工心肺使用を使用した心臓手術を受ける患者のレミマゾラムのPKモデルを明らかにし、健常人のPKモデルと比較し、相違点を抽出する。本研究成果により、高リスク患者のレミマゾラムのPKモデルが明らかとなれば、血中濃度を指標とした安全な投与を行うことが可能となる。 本研究では、レミマゾラムの血中濃度を測定することで、1)人工心肺を用いた心臓手術を受ける患者のレミマゾラムのPKモデルを構築すること、2)治験患者 から得られたPKモデルと比較して、人工心肺を用いた心臓手術を受けた患者のPKモデルのパラメータの相違点を抽出するということを2021年度、2022年度の研究計画としてあげていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響と執刀医の減少の影響により、大幅に手術件数が減少しているため、予定していた患者数が集まっていない状況であった。 今日現在、目標患者数10名の患者において検体採取が完了し、8名の血中濃度の測定を完了している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度まで新型コロナウイルス感染症の影響と執刀医の減少の影響により、大幅に手術件数が減少しているため、予定していた患者数が集まっていなかったが、現在目標患者数10名の患者において検体採取が完了し、8名の血中濃度の測定を完了している。
|
今後の研究の推進方策 |
2名の患者の血中濃度測定が完了すれば、薬物動態の解析が可能な状況である。
|