研究課題/領域番号 |
21K08999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
小川 覚 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50636131)
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研究分担者 |
吉井 龍吾 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20898548)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 血液凝固 / 抗血栓薬 / 出血 / 第11因子 / 血栓 / 抗凝固薬 / 活性型第XI因子 / 拮抗治療 / モニタリング装置 / 第XI因子拮抗薬 / 拮抗療法 / モニタリング |
研究開始時の研究の概要 |
抗血栓性と出血リスクのバランスが抗凝固治療において重要とされる中、活性型第XI因子(FXIa)に着目した新規抗凝固薬が開発段階にある。同薬は出血リスクが低いと期待されているが、外科手術時における止血異常の要因となることが危惧される。そのため、FXIa拮抗薬の臨床導入が予想される背景の中、同服用患者における術前休薬や拮抗治療法の確立が急務であると考える。本研究では、FXIa拮抗薬服用モデルを用いて各種拮抗製剤の候補薬剤を決定し、さらには同拮抗プロセスを改善する目的に全血を用いたPoint-of-care testingの有用性についても検証する。
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研究実績の概要 |
抗血栓性と出血リスクのバランスが抗凝固治療において重要とされる中、活性型第XI因子(FXIa)に着目した新規抗凝固薬が開発段階にある。本研究では、FXIa拮 抗薬服用モデルを用いて各 種拮抗製剤の候補薬剤を決定する。 本年度は、抗FXIモノクロナール抗体を添加した健常人から得られた乏血小板血漿を用いて、抗 凝固モデルを作成した。昨年度に施行したモノクロナール抗体を用いたモデルに続き、本年度はアベラシマブを用いて、濃度依存性に凝固時間の延長やトロンビン生成の抑制が生じることを確認した。今後は同モデルを用いてフローチャンバー装置を用いた流体下実験を施行する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、アベラシマブを添加した健常人から得られた血漿を用いて、抗凝固モデルを作成した。これを用いて全血凝固時間を測定した結果、濃度依存性に凝固時間の延長やトロンビン生成が抑制されることを確認できた。
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今後の研究の推進方策 |
作成された抗凝固モデルの血漿を用いて、各種拮抗治療薬による拮抗効果の評価へと研究を進展させていく予定である。フローチャンバー装置、トロンビン生成試験、血液粘弾性装置、ウェスタンブロッティングの実施を計画している。
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