研究課題/領域番号 |
21K09005
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
池田 浩平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60792471)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 水素 / ナノバブル水 / 心停止後症候群 / 活性酸素 / 虚血再灌流 / ナノバブル / 水素ナノバブル水 / 蘇生後脳障害 / Drug Delivery System / 虚血再灌流傷害 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は、液体に泡の状態でガスを含有させるナノバブル技術を用い、飲水あるいは静脈投与可能な100%水素ガスを含有した水素ナノバブル水を作製した。本研究では、生体へのガス送達システムとしてのナノバブル技術と、水素を組み合わせた水素ナノバブル水を用い、マウス心停止蘇生モデルにおける生存率と脳保護効果の検証を行う。本研究を足掛りとし、将来的な臨床応用と蘇生後患者の予後改善を目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、全身虚血再灌流傷害であるマウス心停止蘇生モデルを用いて、水素ナノバブル水がマウスの生命予後と脳神経学的評価においてどの程度効果があるのかを解明し、ガスキャリアとしてのナノバブルの有用性を検証することである。2023年度は蘇生前7日間水素ナノバブル水を飲水させたマウスと水道水のみ飲水させたマウスの2群における蘇生後の4-ヒドロキシノネナール(4-HNE)検出目的の免疫染色を行ったが、条件設定がうまくいかず、良好な染色像が得られなかたため、ミクログリアマーカーであるIba-1による免疫染色に変更し、条件設定と染色ともに良好な結果が得られた。研究計画書で当初予定していたFluoro Jade C染色も同様に良好な染色結果が得られ、測定データの統計解析を行っている状況である。また水素ナノバブル水の製造直後、製造後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の4ポイントでの粒度分布解析を終えた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初計画ではマウス心停止蘇生モデルにおける血中過酸化水素測定実験に取り掛かっている 段階ではあるが、2022年、2023年度の免疫組織学的評価の条件設定に期間を要し、進捗としてはやや遅れている状況である
|
今後の研究の推進方策 |
次年度では蘇生直後のマウス血中過酸化水素濃度の測定および前年度に測定した免疫染色測定データの統計解析を行う予定である
|