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看護師が成す癌死72時間前の予測に関する非接触非拘束型生体情報モニターによる解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K09007
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関千葉県がんセンター(研究所)

研究代表者

菅沼 大  千葉県がんセンター(研究所), 緩和医療科, 医長 (70898402)

研究分担者 田口 奈津子  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (80282474)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワード緩和医療 / バイタルパラメータ / 癌終末期 / 看護行為 / 生体情報 / 病状変化 / 担癌患者終末期
研究開始時の研究の概要

癌終末期の患者や家族にとって、よい終末期を迎えることは重要である。緩和医療に専従する看護師は、死が72時間以内と差し迫っていることを約80%予測可能とされる。しかしながら、がん終末期の患者に不必要なモニター装着は実施困難なため、これを科学的に支持するエビデンスはない。本研究は非接触非拘束型モニターを用いることで、癌終末期の日常診療と療養に影響を与えずにバイタルパラメータを取得し、それらのパラメータと緩和医療に専従する看護師の72時間に切迫した死に対する予覚との関係を明らかにすることで、緩和医療非従事者でも臨死期の予兆を得るバイタルサインを明らかにする研究である。

研究成果の概要

癌終末期の患者や家族にとって、よい終末期を迎えることは重要である。看護師の予測と客観的なパラメータの関係に関する知見は乏しい。本研究は、非接触非拘束型モニター(ベッドセンサーシステム、以下BSS)を用いて、患者死亡の3 ~ 6 日前の看護とバイタルパラメータの変化を解明することである。
千葉県がんセンター緩和病棟に入院した40名を対象とした.看護行動とBSSでバイタルパラメータを収集した。看護師は死亡3 ~ 6 日前に橈骨動脈触知と内服中止を実施していた。橈骨動脈触知日はその3日前に比べて,昼間ベッド上滞在時間の増加、および夜間の呼吸リズムの不安定性とベッド上体動指数が増加していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で明らかになった看護行動発生とバイタルパラメータの関係性は、 緩和ケアの標準化や病状変化を予測する臨床予測モデルの構築や医療者の判断支援への情報提供へと繋がる可能性があり、緩和医療の標準化に寄与しえる研究成果である。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 緩和病棟入院患者の床上活動の大きさの変化と病状変化に対する看護師の臨床判断の関 係についての観察研究2024

    • 著者名/発表者名
      菅沼大
    • 学会等名
      第 1506回千葉医学会例会,第 57回麻酔科例会,第 85回千葉麻酔懇話会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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