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吸入麻酔薬投与デバイスを用いた重症呼吸不全患者の換気量制御

研究課題

研究課題/領域番号 21K09024
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

箱崎 貴大  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (60595429)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード鎮静 / 人工呼吸 / 揮発性麻酔薬 / 非同調 / P-SILI / せん妄
研究開始時の研究の概要

重症呼吸不全では自発呼吸関連肺障害が注目されている。強い自発呼吸を制御するため深鎮静を行うが、筋弛緩を行う場合も多い。筋弛緩薬はステロイドとの併用で筋力低下を引き起こす。吸入麻酔薬をICU患者の鎮静に用いる研究は多くなされてきたが、近年専用のデバイスが開発された。吸入麻酔薬は一回換気量を濃度依存性に減少させ、重症呼吸不全患者の換気量制御、強い自発呼吸の制御できる可能性がある。本研究では、ICU患者の鎮静に吸入麻酔薬を用い自発呼吸の制御が可能であるか、さらに呼吸不全患者の自発呼吸制御と筋弛緩薬使用回避が可能かを検討する。併せて吸入麻酔薬使用後の臓器不全、特にせん妄発症についても検討する。

研究実績の概要

人工呼吸中の換気量制御、非同調の制御は人工呼吸関連肺障害、自己障害性肺障害を予防するために必要不可欠な要素である。換気量制御のために、鎮静薬の調整を行う場合が 多いが、結果的に筋弛緩の使用を行う場合も多く、最終的に筋力低下を招く。古くから使用されてきた揮発性麻酔薬は鎮静作用の調節性が良好であるが、ICU環 境での使用は困難だった。近年揮発性麻酔薬投与デバイスが開発されたため、揮発性麻酔薬を用いて、人工呼吸中の換気量制御、非同調の制御、揮発性麻酔薬の 安全性について評価することにした。当初、予定手術患者と重症呼吸不全患者それぞれで研究を計画したが、適応外の薬剤を使用する特定臨床研究であり、資金 的にも予定手術患者のみを対象にして研究を行うことにした。
特定臨床研究として申請を進め、令和5年4月から組入開始、60例登録予定で年度末までに54例の組入が終了した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

特定臨床研究としての届出に時間がかかり、患者登録を令和4年度に行うことが出来なかった。令和5年度となり、実際の研究を開始することが出来た。

今後の研究の推進方策

令和6年度も引き続き患者登録を行い結果について報告する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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