研究課題/領域番号 |
21K09030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
久保田 有一 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40372982)
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研究分担者 |
杉 剛直 佐賀大学, 理工学部, 教授 (00274580)
松原 崇一朗 熊本大学, 病院, 助教 (20772156)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | てんかん重積 / 脳波 / 周期性発射 / 数値化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、救急の現場でしばしば遭遇する原因不明の意識障害の原因の一つで、脳波を施行しないとわからない非けいれん性てんかん重積の診断を、簡易脳波計を用いて脳波波形を数値化し、迅速に誰もが確実に診断を行い、治療に結び付けることを目標にする。
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研究実績の概要 |
簡易脳波計の試作品を作成し、現在パイロット的に症例の蓄積をしている。現時点では、10例ほどで測定を行った。症例の内容は、心肺蘇生後脳症後のてんかん重積、脳卒中後のてんかん重積、開頭術後のてんかん重積等である。しかしながら現時点では、簡易脳波計では、明らかなてんかん重積に特異的な周期性発射の確認ができず、脳波測定そのもののvalidationを確認する必要がある。現在簡易脳波計の安定化にむけて次世代の脳波計を改良する予定である。うまく測定できない理由として、簡易型脳波ではノイズが多く安定した測定ができないことが理由であり、脳波計そのものの見直しも行う予定である。引き続き合わせて、てんかん重積の症例での蓄積を増やし実際の10-20の脳波計との比較を行う。 波形の解析は、もう少し症例が蓄積したところで数理学的解析を行う予定である。これについては、明らかに関係のありそうな周期性発射の振幅、頻度にフォーカスを当てて解析を進めていく。解析では、佐賀医大の杉先生とディスカッションをしてどのような数理解析がよいのか詰めていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
症例の蓄積を少しずつではあるが増やしていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
症例をふやし、安定した脳波測定を行い、合わせて重積に特徴的な周期性発射の波形解析を行っていく。
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