研究課題/領域番号 |
21K09051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
黒田 浩光 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50535531)
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研究分担者 |
升田 好樹 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10244328)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | DAMPs / MDSCs / 敗血症 / 免疫麻痺 / Immunoparesis |
研究開始時の研究の概要 |
敗血症は感染を契機に生じる制御不能な炎症反応による臓器障害である。この制御不能な炎症反応は自身の細胞から血中に放出される細胞内物質により増幅される。敗血症では,この自身の細胞内物質により増幅された炎症反応とともに免疫機能の低下も誘発されることが知られているが,放出された自身の細胞内物質と免疫機能低下の関係について,明らかにする。細胞内物質が免疫機能低下に関与しているようであれば,早期の細胞内物質に対する治療が,敗血症晩期の鍵になると予想される。
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研究実績の概要 |
実際にICUに入室・治療を開始した敗血症症例(対照症例として敗血症以外の臓器不全症例を含めて)を観察研究の対象として検体を採取した。 現在,27症例の検体を採取し,採取した検体数は88検体である。測定項目はDAMPsとしてHMGB-1, Histone-H3,ほかに炎症性および抗炎症性サイトカインとしてTNF-α,TGF-β,IL-8など,また,単球および多核球のMDSC発現率,Treg発現率を計測している。 初期の14例,40検体については全ての検査項目の計測が終了しているが,それ以降はまだ計測が完了していない検査項目がある。現時点では,測定を完了した症例が少なく,結果の解釈についてはまだ行えていない状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象症例の登録が当初予想よりも遅くなっているため。
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今後の研究の推進方策 |
現在保存している検体については,測定を開始して,中間解析を開始する。また今後,15症例,60検体程度を増やして,最終解析を行う予定である。
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