研究課題/領域番号 |
21K09057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
石井 友理 東京医科大学, 医学部, 助教 (20649660)
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研究分担者 |
三島 史朗 東京医科大学, 医学部, 教授 (20260862)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | Aquaporin / Lung injury / Mechanical stretch / alveolar epithelial cell |
研究開始時の研究の概要 |
呼吸器誘発肺障害は、難治性で致死的病態であるとともに医原性の肺障害とも考えられる。 発生機序は、過大な一回換気量による肺実質の機械的傷害で過伸展した肺胞が毛細血管透過性を増加させて急速に肺水腫を形成する。Aquaporin(AQP) は細胞膜の水透過チャンネルとして機能する膜タンパクで、急性肺障害との関連が注目されている。機械的伸展装置を用いた培養細胞における肺障害モデルとaquaporinの関連を検証しその機能を制御することで、肺細胞とaquaporinの関連を明らかにし、人工呼吸による肺障害の発症予防や治療につながるかを検証する。
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研究実績の概要 |
培養細胞における肺障害モデルとaquaporinの関連を検証することを目的に、エンドトキシンが培養肺細胞に与える障害の検証を行った。エンドトキシン(lipopolysaccharide; LPS)が培養肺細胞に与える障害を検証する目的にヒト肺細胞の培養細胞にLPSを投与した。LPSを加えた培養細胞を侵襲モデル、加えない培養細胞を対照群とした。細胞の障害の程度を測定する目的に、培養液のlactate dehydrogenase (LDH)を測定した。両群の値を比較した結果、LPS投与後の細胞において、対照群の細胞よりLDHが高い傾向にあった。機械的ストレッチによる過伸展が培養肺細胞に与える障害の検証を行った。過伸展による肺細胞への影響を調べるために、培養細胞伸展システムを用いて、ヒト肺細胞の培養細胞に24時間の機械的ストレスを加えることとした。機械的伸展ストレスを加えた培養細胞を機械的ストレスモデル、加えない培養細胞を対照群とした。ストレッチチャンバー内での細胞培養に成功した。機械的ストレッチ下での細胞培養を開始し、ストレッチの周期や伸展率について検証している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナの流行のたびに研究を中断せざるを得ず、安定した細胞培養の維持が困難となり、その都度安定した研究再開に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
【研究実績の概要】を踏まえ、①ヒト肺細胞におけるエンドトキシンによる侵襲モデルにおいて、侵襲モデルと対照群のサンプル数を増やし、エンドトキシンが培養肺細胞に与える障害の検証を進める。②機械的ストレッチによる過伸展による機械的ストレスモデルの作成に着手するとともに、機械的ストレッチによる細胞障害の程度を明らかにするために、LDHの測定を行い検証する。③①、②の工程により得られたヒト肺細胞において、aquaporin(AQP)1と5の発現を調べるために、リアルタイムRT-PCR解析によりAQP1と5のmRNAを定量し解析することを予定する。
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