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ILC2の疲弊が惹起する代謝制御異常:敗血症性ミオパチーとPD-L1エキソソーム

研究課題

研究課題/領域番号 21K09069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関三重大学

研究代表者

赤間 悠一  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (40763313)

研究分担者 島岡 要  三重大学, 医学系研究科, 教授 (40281133)
朴 恩正  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (20644587)
佐藤 尚子 (高山尚子)  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 専任研究員 (90732446)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードILC2 / 敗血症 / ICU-AW / 骨格筋 / ミトコンドリア / PD-1 / IL-13 / エキソソーム / 自然リンパ球 / PD-L1 / ミオパチー
研究開始時の研究の概要

2型自然リンパ球(ILC2)はTh2サイトカインを産生し、生体防御や組織修復など恒常性維持に重要な役割を果たす組織滞在型の自然免疫系細胞である。骨格筋随伴ILC2にIL-13を介したミトコンドリア活性化機能がある可能性が報告され、筋恒常性維持機能の理解は進んできているが、敗血症など骨格筋病態を伴う炎症性疾患でのは不明である。
本研究の目的は、敗血症性ミオパチーにおけるILC2のミトコンドリア機能不全への関与を解明することである。ICU-AWの病態理解/治療戦略の確立に貢献することが期待される。

研究実績の概要

2型自然リンパ球(Group 2 Innate Lymphoid Cell; ILC2)はTh2サイトカインを産生し、生体防御や組織修復など恒常性維持に重要な役割を果たす組織滞在型の自然免疫系細胞である。
骨格筋随伴ILC2によるIL-13を介したミトコンドリア活性化機能が報告される等、骨格筋におけるILC2の生理的状態での筋恒常性維持機能の理解は進んできている。一方、敗血症など炎症性疾患での役割は不明である。
敗血症性ミオパチー(骨格筋の萎縮や筋力低下)は、単なる廃用性萎縮ではなく、過剰な炎症の波及やエネルギー代謝異常をトリガーとしたミトコンドリア機能不全が背景にあると考えられている。重症患者にびまん性の筋力低下を認めるICU関連筋力低下(ICU-Acquired Weakness; ICU-AW)の病態の一つとして知られている。
本研究の目的は、敗血症性ミオパチーにおけるILC2のミトコンドリア機能不全への関与を解明することである。初年度には、糞便懸濁液(Cecal Slurry)を腹腔内に投与することで腹膜炎を誘導し、筋力低下を呈する敗血症性ミオパチーモデルを確立した。初年度から次年度にかけて、同モデルの骨格筋随伴ILC2の動態変化をフローサイトメーターを用いて解析し、さらにPD-1ノックアウトマウスを用いてILC2の解析を行った。今後はPD-1のリガンドであるPD-L1を発現している骨格筋由来エキソソームの解析を予定している。
骨格筋における免疫代謝反応の新規プレーヤーであるILC2に注目した本研究は、ICU-AWの病態理解/治療戦略の確立に大きく貢献することが期待される。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 敗血症マウスモデルでのICU関連筋力低下に対するProgrammed cell Death protein-1(PD-1)阻害の効果2022

    • 著者名/発表者名
      赤間悠一, 朴恩正, 佐藤尚子, 川本英嗣, 阿栄高娃, 伊藤温志, 江角亮, 池尻薫, 今井寛, 島岡要
    • 学会等名
      第36回日本Shock学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-12-25  

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