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神経膠腫に対するポルフィリン化合物による放射線力学療法・免疫療法の併用療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K09093
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

石川 栄一  筑波大学, 医学医療系, 教授 (30510169)

研究分担者 松田 真秀  筑波大学, 医学医療系, 講師 (30614333)
松井 裕史  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70272200)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 交付 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード悪性神経膠腫 / 免疫療法 / 放射線力学療法 / 蛍光力学療法 / glioma / radiodynamic therapy / immunotherapy
研究開始時の研究の概要

放射線力学療法(RDT)は、光線力学療法(PDT)と同様に局所に活性酸素を誘導し炎症を惹起でき、標準治療として行っている放射線治療中にポルフィリン化合物の投与を行うことにより容易に実施できる優れた治療概念であり、本研究はRDTと免疫療法との併用効果に着目した。これらの併用に関する研究は非常に少なく、脳腫瘍において免疫療法と真に併用効果があるかどうか、併用により腫瘍特異的免疫細胞の殺傷能を低下させるような機序がより強く働くかどうかについては未知である。そこで、悪性神経膠腫の幹細胞移植モデルを用いて、上記の機序や治療効果、CTL不応の研究を行う。さらにPDTとRDTの比較に関する研究も詳細に行う。

研究実績の概要

放射線力学療法(RDT)は、光線力学療法(PDT)と同様に局所に活性酸素を導き、炎症を惹起でき、標準治療として行っている放射線治療中にポルフィリン化合物の投与を行うことにより容易に実施できる優れた治療概念である。本研究はRDTと免疫療法との併用効果に着目した。一方、ポルフィリン化合物の細胞内の代謝経路や活性酸素の発生機序など、機序について不明な部分も多い。そのため、RDTと免疫療法との併用効果の検証の前に、代謝経路や活性酸素の発生機序を解明すべく、ポルフィリン化合物を付加した細胞をウエスタンブロット法で解析することとした。
レーザー照射あるいは放射線照射のための神経膠腫幹細胞、胃がん細胞をポルフィリン化合物を添加した状況で培養・継代手技の取得を行った。さらにポルフィリン化合物添加後かつ照射後の細胞の状態を調べるウエスタンブロットに必要な製品の購入を行なった。今後はレーザー照射装置や放射線照射を使用して、実験を本格的に開始する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

主たる研究の前段階として、ポルフィリン化合物の細胞内の代謝経路や活性酸素の発生機序など、機序について不明な部分も多いため、RDTと免疫療法との併用効果の検証の前に、代謝経路や活性酸素の発生機序を解明すべく、ポルフィリン化合物を付加した細胞をウエスタンブロット法で解析することとした。そのため、若干の研究状況の遅延がある。

今後の研究の推進方策

今後はレーザー照射装置やや放射線照射を使用して、主たる実験を本格的に開始する予定である。

報告書

(1件)
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2022-12-28  

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