研究課題/領域番号 |
21K09181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
秋山 幸功 札幌医科大学, 医学部, 講師 (50404653)
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研究分担者 |
三上 毅 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30372816)
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
石合 純夫 札幌医科大学, 医学部, 教授 (80193241)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Glymphatic system / 水頭症 / 認知障害 |
研究開始時の研究の概要 |
Glymphatic systemの機能障害が病態生理に多く関わっていると考えられる正常圧水頭症や、浮腫を伴う脳腫瘍、認知症患者などを対象として、臨床像ならびにMRI、MRSを用いて認知機能と画像変化を詳細に評価し、Glymphatic systemの病態生理を明らかにしたい。ラット両側頸静脈結紮による静脈還流不全モデル(Glymphatic system機能低下モデル)の作成を行い、動物用MRIを用いて画像変化を詳細に評価し、脳循環改善剤、抗酸化剤、さらに髄液ドレージ術のGlymphatic systemに対する機能改善能さらに認知機能改善能を評価し、認知障害への新しい治療法の開発を行う。
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研究実績の概要 |
Glymphatic systemの機能障害は様々な脳疾患を引き起こすと考えられている。とくに認知機能には大きな影響を与えると考えられており、その治療法の開発を行う。 方法:マウスを用いてGlymphatic systemのdrainage部分である静脈の閉塞モデルの作成を行い、その認知機能障害の進行、程度を評価する。静脈は側副血行路が発達していることが多いため、両側内・外頚静脈閉塞モデルを作成する予定である。モデル作成後動物用7.0 Tesla-MRIを用いて静脈のうっ滞、MR spectroscopyにて脳実質内代謝産物の定量を行う。 結果:静脈結紮モデルを安定して作成することに成功した。静脈非閉塞のコントロールモデルと比較して、頭蓋内静脈の拡大を認め、眼球の突出などが認められたモデルも存在し、頭蓋内圧亢進状態が得られた。 考察:両側内・外頚静脈閉塞モデルは頭蓋内圧亢進モデルとして確立できるものと考えられ、今後頭蓋内圧亢進状態が高次機能へどのように影響を与えるか、また、髄液ドレナージなどによる頭蓋内圧降下療法がその高次機能障害を抑制できるか評価したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍であり、機材の入手に時間を要する場合もあるものの、実験はおおむね順調に進行していると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は動物用MRIを駆使して、作成したモデル脳の詳細な評価を行う予定であり、また、認知機能評価も行っていく
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