研究課題/領域番号 |
21K09191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
岩田 亮一 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60580446)
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研究分担者 |
林 美樹夫 関西医科大学, 医学部, 講師 (10368251)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 脳転移 / がん / 転移性脳腫瘍 / がん幹細胞 / 転移 / 免疫チェックポイント |
研究開始時の研究の概要 |
がんの再発や転移の原因として、がん幹細胞の存在が注目されている。がん幹細胞は、自己複製能と通常のがん細胞への分化能を備え、治療に抵抗性を示す。申請者は、免疫チェックポイントICOSLGが悪性脳腫瘍の生命予後に影響を及ぼすことを明らかにした。本研究は、がん幹細胞がICOSLGを発現する分子メカニズムを明らかにする。そして、その発現の抑制が、転移性脳腫瘍の治療に有効であるかを検証する。
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研究成果の概要 |
現在、転移性脳腫瘍に対する治療は、手術切除と放射線治療が標準的治療であるが、患者の予後は悪い。がんの発生かつ治療抵抗性の根源として、がん幹細胞の存在が提唱されている。本研究では、肺癌脳転移巣およびそのがん幹細胞において、制御性T細胞調節因子であるICOSLGの発現を認めた。以上の研究成果は、ICOSLGが転移性脳腫瘍の治療の標的に成り得る可能性を示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における転移性脳腫瘍の罹患者数は年間数万人以上と推計されている。また、転移性脳腫瘍の半数を占める肺がんの国内患者数は11万人である。脳転移開始細胞を標的とする治療法は、がん再発予防法として広く波及すると期待できる。
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