今後の研究の推進方策 |
現在までデスモイド腫瘍の免疫組織化学解析を行う準備をしている。新たな抗体を用いてより正確に骨巨細胞腫の腫様細胞の同定を行っている。骨巨細胞腫の培養細胞実験では 当初の予想に反して初代培養が不成功に終わる例が多く、培養液の変更やFBS濃度の設定についての変更を計画している。今後は中間群骨軟部腫瘍において免疫環境の解析を行い各種パラメーターCD3, CD4, CD8,CD10, CD20, CD45, CD56,CD138, CD163 FOXP3,陽性の免疫細胞の浸潤状態、免疫チェックポイント関連分子としてCD80/CD86-CTLA4, PD-L1,2-PD-1, ガレクチン9-TIMP3,α定量的PCRによる発現量の評価を行う。 特に近年注目されているマクロファージチェックポイント阻害に対してもCD47-SIRP系の免疫組織化学と定量PCRによる発現評価を行う。これらの解析結果と予後を比較し各種免疫チェックポイント阻害薬、マクロファージチェックポイント阻害薬の可能性について評価する。
|