研究課題/領域番号 |
21K09208
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
寺本 篤史 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20404642)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 足関節捻挫 / 足関節外側靭帯損傷 / 足関節不安定症 / 静電容量型センサ素子 / 定量的評価 / 足関節不安定性 / 定量評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の結果から、静電容量型センサ素子による足関節不安定性の定量的評価が可能となり、ストレスレントゲンや三次元電磁場センサーによる計測と同等以上の精度が得られることで、徒手検査において安全で容易かつ、正確な診断が可能になることが期待される。
|
研究成果の概要 |
基礎研究では、静電容量型センサを装着して前方引き出しテストによる前方引き出し量を計測した。前距腓靭帯損傷、踵腓靭帯損傷モデルを作製し、同計測を行った。検者内相関係数0.949~0.966、3検者間級内相関係数0.815と高い精度での定量評価が可能であった。 臨床では、足関節不安定症患者を対象に静電容量型センサによる不安定性評価を行った。同時にストレスレントゲン撮影を行った。Pearson相関係数0.843 (p < 0.001, 95%信頼区間 0.65-0.93)と高い相関関係が証明された。靱帯修復術を行った結果、センサによる前方引き出し量は10.5mmから4.6mmに改善した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
静電容量型センサ素子による足関節不安定症評価をThiel法固定人体標本を用いた基礎研究と、患者による臨床研究と同時に行った。その結果から、静電容量型センサ素子による足関節不安定性の定量評価の精度が高いことが学術的に証明され、英語論文掲載にいたった。臨床応用も開始され、静電容量型センサ素子が足関節不安定症評価として安全で容易かつ、正確な診断ツールとして期待できるようになった。
|