研究課題/領域番号 |
21K09219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
本間 龍介 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (70716688)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ポドプラニン / 滑膜炎 |
研究開始時の研究の概要 |
腎臓や肺などの正常組織の細胞にはポドプラニンという蛋白質が存在しています。近年、関節リウマチの炎症部位や腫瘍にもこの蛋白質が存在していることが報告されています。ウサギの膝関節に細菌の成分を注射して炎症を起こしたところ、ポドプラニンの増加を認めました。今回の実験では、炎症を起こした膝関節にポドプラニンに対する抗体を投与することで、関節炎を沈静化させることが可能かを調べます。関節リウマチの治療につながる大変重要な研究になると思われます。
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研究成果の概要 |
ポドプラニンは,Ⅰ型膜貫通型タンパク質であり,腎糸球体上皮細胞や肺I型肺胞上皮細胞,骨細胞,軟骨細胞などの正常組織に発現しているほか、悪性腫瘍や関節リウマチの滑膜組織などの病的組織にも発現が認められている。ウサギの膝関節にリポポリサッカライドを注入することで滑膜炎を誘発し、滑膜組織にポドプラニンが発現していることを発見した。滑膜炎誘発後に抗ポドプラニン抗体を注入することで滑膜炎を抑制することができると仮説を立てたが、自己免疫による自然軽快でもポドプラニン発現の低下が見られ、抗ポドプラニン抗体による滑膜炎抑制作用の判断が困難であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
滑膜炎に発現するポドプラニンを抑制することができれば、関節リウマチなどの関節炎治療に応用可能と考えられる。
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