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肉腫と血小板の相互作用による増殖・転移誘導とその分子機構を標的とした治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K09224
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

谷口 直史  山梨大学, 大学院総合研究部, 講師 (40402060)

研究分担者 市川 二郎  山梨大学, 大学院総合研究部, 特任准教授 (00456469)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード骨肉腫 / 血小板 / 肉腫 / 転移 / CLEC-2
研究開始時の研究の概要

1) 骨肉腫Podによる血小板CLEC-2を介した活性化と血小板放出因子による骨肉腫への効果、2) 血小板CLEC-2抗体による骨肉腫増殖・転移への効果、3)骨肉腫患者検体におけるPod、CLEC-2発現の検討 についての3つの研究を実施する。なお、本研究は骨肉腫にFocusして行う。

研究実績の概要

骨軟部肉腫領域での化学療法は、この20年間で大きな進展がなく、特に肺転移症例の予後は極めて低いため、転移機序の解明と新規治療法への展開が強く求められている。我々の研究室では肉腫の腫瘍微小環境に注目し、肉腫による凝固系や血小板TGF-βの重要性を報告してきた。近年、癌腫(Carcinoma)と血小板の相互作用が増殖・転移に関わると報告され、血小板が新規治療標的として注目を集めている.。2021年度に骨肉腫Podによる血小板CLEC-2を介した血小板凝集を確認した。2022年度は血小板凝集の際に血小板から放出される因子を検索し、血小板由来の様々な因子の増加を見たが、CXCL5、CXCL7などは血小板のみからの放出が確認し、更にこの2つのケモカインへの骨肉腫細胞への効果をMigration、Invasionで検討し、その促進的な効果を確認した。2023年度はCXCL5、CXCL7による細胞内シグナルを検討した。MAPK、FAKなど複数の経路のリン酸化が確認され、CXCL5、CXCL7それぞれの中和抗体やCXCR1/2阻害剤でそのリン酸化が抑制された。ただ、その一方でMigrationやInvasionなどへの効果は限定的であり、結果の解釈は複雑であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は細胞内シグナルを検討し、メインターゲットを選ぶ予定であった。そののち、マウスモデルと行うまで予定していたこともあり、やや遅れていると考えている。

今後の研究の推進方策

2024年度が最終年度となるため、細胞内シグナルの詳細とマウスモデルと何とか施行して、本研究の成果が得られるようにしたい。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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