研究課題/領域番号 |
21K09248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
西村 明展 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座講師 (10508526)
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研究分担者 |
須藤 啓広 三重大学, 医学系研究科, 教授 (60196904)
大槻 誠 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (60367878)
千賀 佳幸 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (70828368)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ロコモティブシンドローム / 疫学調査 / 勤労世代 / ウェアラブル端末 |
研究開始時の研究の概要 |
運動器が原因で介護に至るのを予防するには、勤労世代から運動習慣を持つことが有用であるが、新型コロナウイルスの猛威により従来型の運動介入は困難である。そこで、各個人にウェアラブル端末を用いて運動情報、生活習慣の情報を与えることにより、改善が得られるかを評価することを本研究の目的とした。企業で働く勤労世代の男女を対象とし、ウェアラブル端末を3カ月使用することで、使用前に比較して、運動習慣、1日歩行数、消費カロリー、ロコモ度などが改善するかどうかを統計学的に評価する。
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研究実績の概要 |
本研究では2つの企業と協力し、介入前に3つのロコモ度テストなどを用いて検診し、ロコモの状況および生活習慣を把握した後にウェアラブル端末を3カ月間装着して、装着後に再度、検診を行いロコモの状況の変化を調査する研究である。介入を行う2つの企業内での倫理審査・契約に関する会議が終了、当院の倫理審査も終了し、無事に企業と本学との本研究・検診に対する契約が取り交わされた。2021年夏頃に最初の企業で予備実験が開始する予定となっていたものの、新型コロナウイルスの第5波により年明けに延期。2022年の年明けの検診は第6波の襲来により延期となった。以上の関係により企業への立ち入りが禁止されたため、研究の開始が大幅に遅れた。 2022年3月より1つの企業の介入が開始された。3密を避けるべく、10人ずつのグループをつくり、検診時期をずらしながら約1年かけて介入研究を行っていった。2023年3月に無事介入を終了することができた。参加者は71名で予定通りの参加者であった。ウェアラブル端末のデータも地元企業オリジナルのソフトウェアによりクラウド上でデータの習得が可能となり、現在データを集計中である。 別企業1社において同様の介入を予定しているが、コロナ感染症に伴って、我々スタッフの企業内の立ち入り禁止が継続されていたため、検診の開始が大幅に遅れてしまった。2023年5月からコロナ感染症が2類から5類へと変更されるのに伴い、制限が解除となるため、6月以降に介入研究が開始できる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
介入予定の一つの企業がコロナ感染症に伴い、企業内の部外者立ち入り禁止となってしまったため、大幅に介入研究が遅れてしまった。しかしながら、2023年5月よりコロナ感染症が2類から5類に変更になるのに伴い、6月ころより介入研究が開始できる見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
1つの企業では大きな問題なく、介入を遂行することができたため、もう一方の企業においても同様の方法で介入を行っていく予定である。
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