研究課題/領域番号 |
21K09306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
橋爪 洋 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10326382)
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研究分担者 |
岡 敬之 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60401064)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 傍脊柱筋 / サルコペニア / 腰痛 / 超音波画像 / MRI / 脊柱後弯症 / 超音波エコー / 一般住民 / 脊柱後弯 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は脊椎加齢変性をターゲットとする大規模一般住民コホート10年目の追跡調査を完遂し、①全脊柱MRI、②全脊柱立位X線側面像、③四肢体幹筋量、④健康関連QOL、⑤身体能力を含む膨大な臨床データベースの縦断的解析により脊柱後弯症の発生ならびに進行を予測可能なMRI上の傍脊柱筋サルコペニアの診断基準を確立することを第一の目的とする。第二の目的は追跡調査時に傍脊柱筋の超音波エコー画像を収集し、独自の解析ソフトで評価した結果をMRIと対比させることで、MRIに代わる簡便な傍脊柱筋評価システム開発の礎を築くことである。研究成果は国民の医療費抑制につながる可能性を有する。
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研究実績の概要 |
令和4年度は和歌山県日高川町において一般住民681名(男性231名、女性450名、平均年齢68.4歳)を対象に運動器検診を実施し、腰椎MRI、腰背筋エコー、全脊X線柱立位側面像、腰痛の有無、腰痛関連ADL障害(Oswestry Disability Index)、体組成、握力、歩行速度、5回椅子立ち上がり時間の評価を実施した。さらに令和5年度は10-12月には和歌山県太地町において一般住民約1000名を対象に令和4年度と同様の運動器検診を計画している。以上により、大規模一般住民コホート10年目の追跡調査を完遂させる。令和5年度の到達目標の第一は1)全脊柱MRI、2)全脊柱立位X線側面像、3)四肢体幹筋量、4)健康関連QOL、5)身体能力を含む膨大な臨床データベースの縦断的解析によりMRI上の傍脊柱 筋サルコペニアの診断基準を確立することである。第二の目標は傍脊柱筋の超音波エコー画像を独自の解析ソフトで評価した結果をMRIと対比させ ることで、MRIに代わる簡便な傍脊柱筋評価システム開発の礎を築くことである。具体的にはMR横断像での脊柱周囲筋脂肪浸潤割合(fatty infiltration ratio)とエコー画像解析結果を対比させその相関を求めるとともに、エコー画像テクスチャー解析によって得られる指標と腰痛、ADL、脊柱アライメント、身体能力との関連を検討する。研究成果 は地域ならびに臨床現場に還元され、将来的に国民の医療費抑制につながる可能性を有するものと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和4年度はコロナ禍の下、コホートの追跡対象者に限って運動器検診を実施し、681名のデータ収集を完遂した。令和5年度の運動器検診でも約1000名の参加者を見込んでいる。研究目的に資する解析に十分なサンプルサイズが得られるものと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度はさらサンプル収集を推進すると共に、これまでに得られた臨床情報を基にMR横断像での脊柱周囲筋脂肪浸潤割合(fatty infiltration ratio)とエコー画像解析結果を対比させその相関を求めるとともに、エコー画像テクスチャー解析によって得られる指標と腰痛、ADL、脊柱アライメント、身体能力との関連を検討する。
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