研究課題/領域番号 |
21K09327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
永野 聡 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50373139)
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研究分担者 |
佐々木 裕美 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (60773380)
篠原 直弘 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (60869163)
谷口 昇 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20626866)
牧迫 飛雄馬 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70510303)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | がんロコモ / 身体活動量 / 遠隔モニタリング / サルコペニア |
研究開始時の研究の概要 |
がん患者における運動器の問題を総称した「がんロコモ」は、がん患者のQOL や予後に悪影響を及ぼすことが知られている。しかしがんロコモの診断基準はなく、評価や予測に関する研究もない。 本研究は、「運動器のがん」である悪性骨軟部腫瘍(転移性骨腫瘍を含む)において、がんロコモを評価・予測するシステムとして、入院・外来を問わず活動量を中心としたデータ収集を可能とする新しいモニタリング法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
研究は、希少がんである骨軟部腫瘍においてサルコペニアや活動量低下、栄養状態悪化などが臨床経過にどのように影響するかを明らかにすることを目的としている。後方視的研究として、骨軟部腫瘍症例の胸部CT画像の傍脊柱筋の断面積を測定した。 悪性骨軟部腫瘍の化学療法後に有意な筋肉量減少が見られたが、化学療法が終了し外来通院期になると筋肉量は回復することを明らかにした。しかしその回復期間には症例により差があり、回復傾向の良悪と腫瘍学的予後との関連について統計学的な有意差が見いだせるか、解析を行っている。 特に再発転移例では進行期において筋肉量が著明に減少し、死亡直前は30%以上の低下症例も見られたことから、病状悪化の予測因子としてサルコペニアが有用かを統計学的に解析中である。同様に、IL-6、TNF-αを含む血液データを収集し、画像データとの関連について解析を行っている。 活動量モニタリングについては骨軟部腫瘍患者に装着した身体活動量計のデータを解析している。希少がんである悪性骨軟部腫瘍症例において活動計を装着し、データ収集に同意してもらうことが難しく、予想よりも症例数の蓄積が遅延している。研究期間を延長し、可能な範囲で症例データを収集して結果を報告できるよう努めたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響で当初の2年間で症例の登録に大きな影響を受けた。R5年度はCOVID-19の影響はほとんどなくなったが、希少がんである骨軟部腫瘍症例のなかで同意を得ることができた数が予定を大きく下回り、計画が遅延している。
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今後の研究の推進方策 |
サルコペニアに関する後方視的研究をまず論文化する。活動計装着、血液データ収集においては丁寧な説明を行い、被検者として同意を得られるよう努める。
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