研究課題/領域番号 |
21K09329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
寺内 竜 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20575154)
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研究分担者 |
土田 真嗣 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10719834)
白井 寿治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20397186)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 骨肉腫 / 軟部肉腫 / 膜タンパク / テトラスパニン / TSPAN12 / RNA sequence / MMP / 骨芽細胞 / siRNA / 希少がん |
研究開始時の研究の概要 |
TSPAN12の制御により肉腫の細胞増殖、組織浸潤、および転移を多面的に抑制し、活動性を低下することが可能となれば、新たな分子標的治療の道を切り開くことができる。本研究では、骨肉腫におけるTSPAN12 の役割を解明することで、既存の治療法とは異なる機序を有する新規分子標的治療法の開発に挑む。その結果、骨肉腫を含めたがん患者にとって測り知れない福音をもたらすことが期待できる。今回、原発悪性骨腫瘍の中で最も頻度の高い骨肉腫とTSPAN12との関係性を調べることで骨肉腫治療に対して更なる光明を見出し、大きな1歩を踏み出すことが目的である。
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研究成果の概要 |
骨肉腫と膜タンパクであるTSPAN12との関係性を評価した。数種類の骨肉腫細胞株を用いてWestern blot analysisおよびrt-PCRを行う、明らかな発現を認めなかった。また、RNA seqでTSAPN12と他のTSAPNとを比較すると、TSAPN12は他のTSPANよりも低値であった。このため、TSAPN12と骨肉腫との関係性は低いと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨肉腫や軟部肉腫は分子標的薬が効きにくいといわれている悪性腫瘍である。本実験では分子標的薬の1つとされている膜タンパクであるテトラスパニンに着目し研究を行った。結果としてはTSPAN12と骨肉腫の関係性は低かったが、研究の中でより関係性が強いと考えられるTSAPN4や15といった新たな研究ターゲットを発見できたことは今後の研究継続に繋がる。
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