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更年期症状に対するピリドキサミンの効果についての閉経モデル動物を用いた基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K09444
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

寺内 公一  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座教授 (90361708)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード更年期障害 / 血管運動神経症状 / うつ症状 / 酸化ストレス / ビタミンB6
研究開始時の研究の概要

われわれがこれまでに行ってきた基礎研究や臨床研究の結果、およびピリドキサミンの作
用に関する知見から、ピリドキサミンが更年期のホットフラッシュやうつ症状を緩和する効
果を有すると仮定する。
本研究では上述の仮説を検証する目的で、閉経モデル動物である卵巣摘出マウスを用いて、強制運動誘発性のテールスキン温度上昇によって評価されるホットフラッシュ様症状、および強制水泳誘発性無動によって表現されるうつ様症状が、ピリドキサミン摂取の有無によって変化するか否かの検討を行う。

研究実績の概要

2023年度は、以下の動物行動解析を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延を契機とした研究活動全体の再編成の結果、現在実験を一時中断している。
実験1:ピリドキサミン摂取とホットフラッシュ様症状 卵巣摘出後より、各群n=10としてピリドキサミンフリー、2g/L、4g/Lの飲料水を使用する。術前、術後1週(10週齢)、および術後4週(13週齢)に、強制運動前後のテールスキン温度を測定する。強制運動は10分間トレッドミル(TMS-M2、メルクエスト)を用いて行う。サーモトレーサ(InfReC Thermo FLEX F50、日本アビオニクス)を用いて、強制運動前・運動後15分間のテールスキン温度を測定し、温度変化を解析する。術後4週(13週齢)にテールスキン温度を測定後に、Ovx群・sham群のマウスを安楽死させた後に解剖し、心嚢穿刺による血液採取、子宮の摘出を行う。血液は遠心分離し、血清を凍結保存する。子宮重量から卵巣摘出術の評価を行う。また脳を凍結保存する。
実験2:ピリドキシン摂取とうつ様症状 卵巣摘出後より、各群n=10として、ピリドキサミンフリー、2g/L、4g/Lの飲料水を使用する。術前、術後1週(10週齢)、および術後4週(13週齢)に、強制水泳試験を行う。強制水泳試験は、アクリル製円筒に25℃の水を満たしマウスを水中に6分間放置し、CCDキャメラを用いて録画した水泳の軌跡から行動を解析する。無動の頻度と総時間のデータから、うつ病様行動を評価する。術後4週(13週齢)に強制水泳試験施行後施行後に、Ovx群・sham群のマウスを安楽死させた後に解剖し、心嚢穿刺による血液採取、子宮の摘出を行う。血液は遠心分離し、血清を凍結保存する。子宮重量から卵巣摘出術の評価を行う。また脳を凍結保存する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

実験1:ピリドキサミン摂取とホットフラッシュ様症状
実験2:ピリドキシン摂取とうつ様症状
以上の項目についての評価を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の蔓延を契機とする研究活動全体の再編成の結果、現在実験を一時中断している。

今後の研究の推進方策

実験の再開が可能となった時点で上記実験を行った上で、動物行動解析によりビタミンB6にホットフラッシュ様症状・うつ様症状を改善する効果が実証された場合に、凍結保存した血清を用いて、GABA、酸化ストレスマーカーであるニトロチロシン、カルボニル化蛋白、チオール、過酸化脂質、分子シャペロンであるHSP70などをELISA法により測定する。また凍結保存した脳を用いて、マイクロダイアリシス法により海馬・線条体のGABA等モノアミン濃度を測定して、上述のように想定された機序が実際に症状の改善に寄与しているか否かを確認する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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