研究課題/領域番号 |
21K09454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
村上 功 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (70445237)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒトパピローマウイルス / E4 / 子宮頸部中等度異形成 / 予後因子 / 維持複製 / raft culture / 子宮頸部発癌機構 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の培養細胞は、角化細胞の中で最も生体内での生活環を模倣しているNIKSを用いる。野生型もしくは変異型HPV11、HPV16、HPV18をNIKSに導入し、ゲノム量の変化と細胞密度の関連を定量PCRにより解析する。同時にE4のmRNA量を測定し、発現パターンを解析する。また臨床検体におけるE4発現と臨床情報の関連の検討によりCIN、特にCIN2における予後因子としての可能性を解析する。
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研究実績の概要 |
申請者がケンブリッジ大学で修得した培養方法で野生型もしくはE4欠損型HPV11、HPV16、HPV18 を角化細胞の中で最も生体内での生活環を模倣しているnormal immortal ker atinocytes (NIKS) に導入した。以前の研究で野生型ではHPV11、HPV16、HPV18が恒常的にHPVが発現しているNIKSの作製に成功していたが、E4欠損型においてもHPV11、HPV16、HPV18が遺伝子導入されたNIKSの作成に成功した。しかしE4欠損型HPV11、 HPV16、HPV18に関してはraft cultureの作成ができなかった。technicalな問題はないと考えられるため、低リスク型HPVとE4欠損型HPVのraft cultureは作成が困難であることが予想される。 CINの臨床検体、特にCIN2の予後予測因子を明らかにする事を目的に、CIN2の検体の収集と患者情報の整理を行った。またこれらの臨床検体を用いて、昨年度検討した条件設定でE4の免疫染色を行い、予後との関連を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請時の2023年度の研究計画通りに実験が遂行されているため。ただ臨床検体数が当初の見込みよりも少ないため、2024年度も引き続き収集を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度に引き続き臨床検体の収集と免疫染色、統計解析を行う。またraft cultureに関しては条件設定の再度検討が必要である。
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