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キスペプチン発現解析によるメラトニンの思春期抑制機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K09460
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関岡山理科大学

研究代表者

託見 健  岡山理科大学, 理学部, 准教授 (40553269)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードキスペプチン / メラトニン / 思春期 / 黄体形成ホルモン
研究開始時の研究の概要

多くの動物において外界の光周期についての情報は、松果体から分泌されるホルモン、メラトニンにより伝達される。メラトニンは哺乳類の思春期の開始を遅らせると報告されており、幼若期に生殖機能の抑制に働いていると考えられている。しかしながら、メラトニン、すなわち光周期の情報がどのようなメカニズムによって思春期の開始のタイミングに関わるのかは明らかでない。本研究では哺乳類の思春期の開始に必須の神経ペプチドであるキスペプチンの発現におけるメラトニンの影響を解明することを目指す。

研究成果の概要

夜間に分泌量が増えるホルモン、メラトニンが哺乳類の性成熟に必須の神経ペプチドであるキスペプチン発現を介して思春期開始に抑制的な働きを持つ可能性を検討した。
メラトニン投与は、思春期開始時期のメスラットの成長速度、卵巣重量、卵胞発育にほとんど影響せず、黄体形成ホルモン量、キスペプチン発現もコントロール群との間に有意な差がみとめられなかったことから、メラトニンが思春期におけるキスペプチン発現の強力な抑制因子である可能性は低いと考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

メラトニンは外界の明暗環境の情報伝達に関わるホルモンであるため、本研究によって思春期発来に必須のキスペプチン発現への影響を明らかにすることで、ヒトを含む哺乳類における照明環境と性成熟の関係性についての知見が得られることが期待された。投与経路などによる制限はあるものの、メラトニンが思春期の開始に与える影響は報告されてきたように強固でない可能性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 幼若期にメラトニンを投与されたラットのキスペプチンニューロン数の解析2024

    • 著者名/発表者名
      託見健
    • 学会等名
      第129回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] CLINICAL NEUROSCIENCE Vol.41 No.062023

    • 著者名/発表者名
      託見健、岩田衣世、小澤一史
    • 総ページ数
      3
    • 出版者
      中外医学社
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] CLINICAL NEUROSCIENCE Vol.41 No.102023

    • 著者名/発表者名
      國村有弓、託見健
    • 総ページ数
      3
    • 出版者
      中外医学社
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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