研究課題/領域番号 |
21K09501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
水野 由美 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20584014)
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研究分担者 |
梶原 健 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80286103)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 不妊症 / 精子 / ペルオキシソーム / セルトリ細胞 / miRNA / 着床 / マイクロRNA / エクソソーム / 精子形成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、マイクロRNA(miRNA)に着目し、精子へのmiRNA付加の分子メカニズムおよび、精子が卵子に運搬するmiRNAが受精・着床へ及ぼす影響について明らかにする。本研究により、受精卵の染色体の異数性以外が原因と考えられる妊娠不成立の原因の一端を明らかにできると考える。精子成熟過程でmiRNAが精子に付加され、さらには卵子にまで運ばれるがそのメカニズムについては不明である。そこで、精子がどのようにmiRNAを受け取るのか、また、受け取るmiRNAの違いによって受精・着床にどのような影響が及ぶのかを明らかにし、精子へのmiRNAを介した情報伝達システムの解明を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では、マイクロRNA(miRNA)に着目し、精子へのmiRNA付加の分子メカニズムおよび、精子が卵子に運搬するmiRNAが受精・着床へ及ぼす影響について明らかにすることを目的とし、研究を進めた。本研究により、受精卵の染色体の異数性以外が原因と考えられる妊娠不成立の原因の一端を明らかにできると考える。本研究では、精子がどのようにmiRNAを受け取るのか、また、受け取るmiRNAの違いによって受精・着床にどのような影響が及ぶのかを明らかにし、精子へのmiRNAを介した情報伝達システムの解明を目指す。 本年度は、セルトリ細胞からエクソソームを抽出し、miRNA発現アレイ解析を行った。解析は、セルトリ細胞中のmiRNAとセルトリ細胞由来のエクソソーム中のmiRNAの発現量を比較して行った。その結果、確かにセルトリ細胞から分泌されるエクソソームはmiRNAを内包すること、また、内包されるエクソソーム特異的に発現量が上昇するmiRNAを同定することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度、研究代表者が人事異動により、実験に使用するマウスを異なるキャンパスの動物実験施設に移動したため、実験に使用するマウスの繁殖に時間がかかった。このため、若干であるが、予定より遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、精巣由来のセルトリ細胞からエクソソームが分泌され、さらにセルトリ細胞から分泌されたエクソソームが内包するmiRNAの種類を同定することができた。最近の研究で、精子成熟過程でmiRNAが精子に付加され、さらには卵子にまで運ばれることが明らかとなった。しかし、どの細胞からどのようにmiRNAが精子へ運搬されているのかは不明である。そこで、今後は、miRNAを内包するエクソソームが精子にくっつき運ばれることが可能なのか、また、そのmiRNAの機能について解析を進める。
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