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大規模出生コホートから月経関連症状の長期的変化を捉える

研究課題

研究課題/領域番号 21K09508
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

渡邉 善  東北大学, 大学病院, 講師 (40722567)

研究分担者 立花 眞仁  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (30431571)
志賀 尚美  東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (20595558)
久野 貴司  東北大学, 大学病院, 助教 (40897881)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード月経痛 / 月経前症候群 / 出生コホート
研究開始時の研究の概要

本研究は、日本全国を対象とする大規模出生コホート「エコチル調査」の中で、宮城ユニットセンターで実施された追加調査を基盤とし、妊娠中から分娩13年後までの長期に渡り収集された身体的、心理的、社会的因子とともに、分娩後に再開した月経に関連するデータを横断的および縦断的検討を行う。
それにより、非常に頻度が高くQOLに強く影響する月経困難症や月経前症候群の発症、増悪に関連する要因を検証するとともに、それら月経関連疾患が及ぼす身体的および心理社会的影響を明らかにする。

研究実績の概要

本研究では、大規模コホート調査である子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)を基に、月経困難症などの月経異常や 月経前症候群における遺伝・環境要因および心理的要素の影響や、妊娠分娩経過が与える影響について前向きに検証する。エコチル調 査は、平成26年3月で募集が終了し全国で総勢103,106組の夫婦とその子供が参加に同意した。
2011年より開始となった大規模コホート調査である子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)を基に、宮城ユニットセンター(MUC)の調査対象に限定された追加調査が実施された。本研究では、追加調査の中で、分娩後の月経痛および月経前症候群に関する情報について、同様の自記式アンケートにより複数回収集して得られたデータを解析する。すでに出産1.5年後と3.5年後に実施したアンケートのデータ収集を終えている。分娩1.5年後と3.5年後の月経痛および月経前症候群の頻度およびそれに関連する因子を解析した。
また、分娩9年後の母児の健康状態について調査される9歳時追加調査が計画され、令和2年度中に倫理申請を終え、令和3年1月からアンケート調査が開始となり対象者への分娩9年後の月経痛および月経前症候群に関するアンケート送付も順次開始された。対象の総数として宮城ユニットセンターに登録されている女性9,217人中、令和5年11月までに3,404人に調査票を発送し、2,123人から回答を得た(回収率 62.4%)。令和6年3月に回収を終了する予定である。令和6年度中にデータ化を終え、データが配布される計画である。データが配布され次第、解析を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

分娩9年後のデータが届くまでは、分娩1.5年後と3.5年後のデータの解析は、順調に進めることができている。分娩9年後のデータの回収は令和5年度までに終了することができた。当初予定していた分娩9年後のデータ化が半分程度と遅延が生じているため、現時点でデータの配布時期が未定となっている。そのため、令和6年度に予定していた解析作業に着手できていない状況である。

今後の研究の推進方策

最終年度となる令和6年度中には、分娩9年後のデータのクリーニングを進め、固定化を進め、早期の配布を目指す。分娩9年後のデータが配布され次第、解析作業を進める予定である。研究期間中には、こららの調査結果の公表を目標とすることを考えている。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Association of fish intake with menstrual pain: A cross-sectional study of the Japan Environment and Children’s Study2022

    • 著者名/発表者名
      Yokoyama Emi、Takeda Takashi、Watanabe Zen、Iwama Noriyuki、Satoh Michihiro、Murakami Takahisa、Sakurai Kasumi、Shiga Naomi、Tatsuta Nozomi、Saito Masatoshi、Tachibana Masahito、Arima Takahiro、Kuriyama Shinichi、Metoki Hirohito、Yaegashi Nobuo
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 17 号: 7 ページ: e0269042-e0269042

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0269042

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 魚の摂取頻度と月経痛の有病率の長期的検討 エコチル調査における宮城ユニットセンター追加調査2022

    • 著者名/発表者名
      横山 絵美, 武田 卓, 渡邉 善, 岩間 憲之, 佐藤 倫広, 村上 任尚, 櫻井 香澄, 志賀 尚美, 龍田 希, 齋藤 昌利, 立花 眞仁, 有馬 隆博, 栗山 進一, 目時 弘仁, 八重樫 伸生
    • 学会等名
      第37回日本女性医学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 魚摂取頻度はPMS/PMDDの有病率に関連する:エコチル調査における宮城ユニットセンター追加調査2021

    • 著者名/発表者名
      横山絵美、武田卓、渡邉善、岩間憲之、齋藤昌利、星合哲郎、立花眞仁、目時弘仁、八重樫伸生
    • 学会等名
      第158回東北連合産科婦人科学会・第68回北日本産科婦人科学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] Association of frequency and preference of fish intake with dysmenorrhea:An adjunct study of the Japan Environment and Children's Study2021

    • 著者名/発表者名
      Yokoyama Emi, Takeda Takashi, Watanabe Zen, Iwama Noriyuki, Saito Masatoshi, Hoshiai Tetsuro: Tachibana Masahito, Metoki Hirohito, Yaegashi Nobuo
    • 学会等名
      第73回日本産科婦人科学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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