研究課題/領域番号 |
21K09538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
浅香 亮一 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (00623688)
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研究分担者 |
小野 元紀 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (10816432)
塩沢 丹里 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (20235493)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | SIRT1 / 分子標的薬 / 婦人科悪性腫瘍 / 卵巣癌 / 婦人科癌 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、我が国では抗がん剤抵抗性を示す明細胞癌(OCCC)症例が多いことが大きな問題となっており、OCCCに有効な治療法の開発が待たれている。SIRT1(Sirtuin1)は長寿遺伝子とも呼ばれ、種々のストレス下で活性化され、代謝調節やDNA修復促進、細胞死抑制によって細胞寿命を延長させる。このようなSIRT1の機能は癌細胞にとっても有利に作用する可能性がある。本研究では、SIRT1を標的としたOCCCの新規治療法開発に向けて、①SIRT1のOCCC細胞における腫瘍形成能、癌幹細胞性維持に対する作用を解明し、②OCCCに対する選択的SIRT1阻害薬の有効性を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
卵巣癌におけるSIRT1選択的阻害薬の効果の検討を行った。卵巣癌細胞株に対するSIRT1選択的阻害薬は単剤では抗腫瘍効果を認めなかったため、既存の抗腫瘍薬であるシスプラチンとの併用効果を検討した。シスプラチンとの相乗は認められなかった。そこで、卵巣癌から近年予後不良で新規治療が望まれる子宮頸部胃型腺癌に対するSIRT1の効果を見ることとした。SIRT1タンパクの発現をの免疫染色で子宮頸部胃型腺癌で確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣癌に対するSIRT1の抗腫瘍効果については成果が得られなかった。しかし、婦人科癌において、治療選択肢の少ない子宮頸部胃型腺癌におけるSIRT1タンパクの高発現について新しく知見を得ることができた。当教室ではこれまで樹立された細胞株のない子宮頸部胃型腺癌のオルガノイド培養に成功しており、今後この細胞を用いて、あらたな分子標的薬としてSIRT1阻害薬の効果を検討することができる。
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