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認知症モデルマウスにおける聴覚障害の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K09608
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

岡田 昌浩  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20512130)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード聴覚障害 / 内耳慢性虚血 / 難聴 / 認知症 / Cochlear synaptopathy
研究開始時の研究の概要

超高齢化社会を迎えた今、認知症の予防・治療は喫緊の課題である。これまでの疫学調査から、難聴が認知機能低下の後天的因子として重要視されている。難聴と認知機能低下との関連のメカニズムについて、現在、難聴が中枢に影響を与え認知機能を引き起こす説、あるいは難聴と認知機能低下が共通の病因により引き起こされる説などが提唱されているが詳細は明らかではない。
認知機能低下の素因を持つモデル動物において、内耳にどのような変化が生じるか、詳細は明らかではな。そこで、認知症モデルマウスを用い、認知機能低下の素因が内耳へ与える影響について検討し、難聴と認知機能低下の関連のメカニズムを考察する。

研究成果の概要

近年、認知症と聴覚障害との関連が注目されている。そこで、認知症の原因である脳血管障害に着目し、このような疾患のモデルマウスで聴覚障害が生じるかどうかを検討する研究を着想した。
後交通動脈が欠損したスナネズミを用い、両側総頚動脈の血流を遮断することで、大脳の虚血を引き起こすことを確認した。虚血は5分および10分で施行した。虚血後4週時点では、聴力(ABR閾値)は5分・10分虚血ともに変化しなかった。ABRのI波の振幅はやや減少している傾向にあったが、有意な差は認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果からは、脳血管障害が聴覚に与える影響は軽微であると考えられたが、更なる長期観察や、他の認知症モデルマウスでの検討が必要と考えられた。これまで、中枢障害が内耳末梢に与える影響を検討した報国は少なく、意義ある研究であったと考える。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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