研究課題/領域番号 |
21K09619
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
鴻 信義 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90233204)
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研究分担者 |
菊地 瞬 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70817262)
滝澤 悠己 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70836692)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 副鼻腔炎 / 粘膜再生 / 細胞治療 / 細胞シート / 細胞動態 / 再生医療 / 移植後動態 |
研究開始時の研究の概要 |
現在様々な分野で研究されている細胞治療は鼻腔内への応用が多岐にわたり可能になりうる。細胞治療の臨床応用が可能な鼻副鼻腔疾患には粘膜自体の異常や粘膜の上皮化の遅延により手術後に病態が再燃しているものがある。早期の上皮化や病的粘膜細胞自体の置換が細胞治療により行われれば病態の再燃を防げる可能性があると考えた。幹細胞レベルの置換が行われれば治療効果はかなりの長期間に及ぶと考えた。本研究では、実験動物を用いて検討する。本研究で細胞治療による鼻粘膜再生治療の可能性を検証することにより、難治性の鼻副鼻腔疾患の治療の選択肢に細胞治療を加えることが期待される。
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研究実績の概要 |
副鼻腔疾患において早期の上皮化や病的粘膜細胞自体の置換が細胞治療により行われれば病態の再燃を防げる可能性があると考えた。幹細胞レベルの置換が行われれば治療効果はかなりの長期間に及ぶと考えた。本研究では、細胞治療を用いた鼻粘膜再生医療に向けて移植細胞の生着状況、生着後の動態、適切な細胞ソース・細胞グラフトの検討を行う。具体的には、GFPトランスジェニックラット由来の細胞シートを作製し、ヌードラットの鼻粘膜傷害部位に移植することで評価する。 細胞シート作製:温度応答性培養皿は温度変化により細胞が自発的に脱着する。細胞をコンフルエントな状態にまで培養した後に温度を下げることにより培養細胞全体を一枚の細胞シートとして回収できる。この技術は様々な分野で研究および臨床応用が行われている。本研究ではラットより採取した鼻粘膜をエクスプラント培養し鼻粘膜上皮細胞を回収する。その後、温度応答性培養皿に細胞を播種し1週間継代培養後に温度降下により鼻粘膜上皮細胞シートを回収する。GFPラットより採取した細胞より鼻粘膜上皮細胞シート作製が可能となった。 ラット鼻粘膜損傷モデル:外切開で鼻骨(右図1)を除去後に鼻粘膜を剥離することにより粘膜損傷モデルを作製する。ラットの粘膜剥離部位は鼻中隔の粘膜剥離モデルを作製し検討する。SDラットを用いて粘膜剥離部位の検討を行った。 ラット鼻粘膜損傷モデルに対する細胞シート移植:上記の鼻粘膜損傷部位に細胞シートを移植する方法を確立した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
想定していたよりも、研究に時間を要するため。想定していた複数の検討はできていない。 また、ヌードラットの購入費がかさんでおり、全ての健闘ができない可能性がある。
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今後の研究の推進方策 |
今後はGFPラットより作成した鼻粘膜上皮細胞シートをヌードラットに移植し移植後の動態を検討する。予算に余裕があれば病態も出るの作製も検討する
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