研究課題/領域番号 |
21K09649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
松井 祐興 山形大学, 医学部, 客員研究員 (60594322)
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研究分担者 |
新川 智佳子 山形大学, 医学部, 助教 (00571647)
伊藤 吏 山形大学, 医学部, 教授 (50344809)
天野 彰子 山形大学, 医学部, 医員 (50787249)
窪田 俊憲 山形大学, 医学部, 客員研究員 (80536954)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 内耳障害 / 感音難聴 / コルチ器 / 副腎皮質ホルモン / ヒト側頭骨病理 / グルココルチコイドレセプター / 耳硬化症 / グルココルチコイド / 血管条 / ジアシルグリセロールキナーゼ / 小胞体 / 側頭骨病理 |
研究開始時の研究の概要 |
感音難聴とは、側頭骨内の内耳や聴神経変性に伴う難聴である。感音難聴の原因として小胞体ストレスとの関連が示唆されている。さらに、リン脂質代謝酵素であるジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)は多岐にわたるアイソザイムが特徴的である。① 細胞株および内耳細胞またはDGK-KOマウスを用いた個体レベルにおける小胞体ストレス下のDGKの細胞死抑制機構の解明、②ヒト側頭骨病理標本を用いた内耳疾患におけるタンパク質の発現および内耳細胞の再生に関して解析を行うことで、感音難聴のメカニズムの解明・治療に貢献する。
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研究実績の概要 |
感音難聴の原因となる内耳障害についての検討を行った。内耳疾患に使われている副腎皮質ホルモンのレセプターとして、グルココルチコイドレセプターがあるが、ヒト内耳における検討は少ない。そこで、われわれはグルココルチコイドレセプターのヒト内耳における局在を免疫組織学的に検討した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のNationalInstitute on Deafness and Other Communication Disorders National Temporal Bone Laboratoryとの共同研究を行った。研究結果を国際学会のシンポジウムに招待され、Hirooki Matsui: Steroids and the Inner Ear-Immunohistochemical Localization of Glucocorticoid Receptors in the Human Cochlea-.19th Korea-Japan Joint Meeting of Otorhinolaryngology-Head and Neck Surgery (KJJM 2024). Seoul, Korea, March 2024として発表した。また、耳硬化症におけるヒト内耳における分子マーカについて、論文として、Sarah Hodge, Ivan A Lopez, Alex Cronkite, John House, Hirooki Matsui, Gail Ishiyama, and Akira Ishiyama. Dynamic Molecular Markers of Otosclerosis in the Human Cochlea. Ann Otol Rhinol Laryngol. 2024 Apr;133(4):390-399.として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前年度に発表した論文が評価され、日本と韓国の耳鼻咽喉科合同学会のシンポジウムに演者として招かれ発表できた。また、内耳研究について共著者として論文発表ができた。しかし、動物モデルでの実験は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後、様々な抗体を購入し、細胞や組織におけるウエスタンブロットや免疫染色を行う予定である。さらに、内耳障害を来すと考えられる難聴疾患について共同 研究をすすめ、また臨床統計における研究も行う予定である。また、いままでの研究結果につき発表および論文投稿をすすめる予定である。
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