研究課題/領域番号 |
21K09674
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
崎元 晋 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (60633047)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 網膜血管 / 血管内皮細胞 / 血管内皮コロニー形成細胞 / 糖尿病網膜症 |
研究開始時の研究の概要 |
血管内皮コロニー形成細胞(Endothelial colony-forming cells: ECFCs)は、細胞治療に用いるヒトないしは自家血管内皮細胞のソースとして知られているが、近年広義のECFCとして、生体内における血管内皮幹/前駆細胞の存在が注目されている。申請者は、網膜血管におけるECFCの同定とニッチ環境の解明を計画している。特に糖尿病網膜症などの疾患モデルにおいて、ECFCによる血管の構築能力が疾患の発症に寄与するかを解明することを目標とする。
|
研究成果の概要 |
CREBファミリーに属する遺伝子Aの網膜血管リモデリング機構を解析した。野生型マウスの網膜血管発生期および虚血性網膜症モデルでフローサイトメトリーを用いて網膜血管内皮細胞を単離し、qPCRで遺伝子Aの発現を確認した。遺伝子Aノックダウン(KD)ヒト網膜血管内皮細胞を用いた血管新生アッセイでは、血管密度が有意に減少した。遺伝子Aノックアウト(KO)マウスを用いた解析では、血管伸長が減少し、OIRモデルでは無血管野が増大した。結果として、遺伝子Aは網膜血管構築に関与することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内皮コロニー形成細胞(Endothelial colony-forming cells: ECFCs)は、細胞治療に用いるヒトないしは自家血管内皮細胞のソースとして知られているが、近年広義のECFCとして、生体内における血管内皮幹/前駆細胞の存在が注目されている。申請者は、最近報告されているCD201などのマーカーに着目し、網膜血管におけるECFCの同定とニッチ環境の解明を行っており、本研究成果はECFCを調節する遺伝子の役割を明らかにすることができた。
|