研究課題/領域番号 |
21K09679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
雑賀 司珠也 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40254544)
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研究分担者 |
住岡 孝吉 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40433362)
岡田 由香 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50264891)
田中 才一 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (60316106)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 角膜 / 上皮 / ソニックヘッジホッグ / ネトリン / 組織特異的ノックアウトまうす / ケラチン12 / アドビリン / 三叉神経 / ソニック・ヘッジホッグ / ネトリン1 / コンデイショナルノックアウトマウス / 神経麻痺性角膜症 / 角膜創傷治癒 / 幹細胞 / 創傷治癒 |
研究開始時の研究の概要 |
神経麻痺性角膜症とは三叉神経の障害に伴って角膜上皮の創傷治癒遅延や難治性上皮欠損を発症する疾患である。 本課題では、(1) Shhとネトリン1を介した三叉神経;角膜上皮・輪部幹細胞の相互作用の分子機構を解明し、(2) Shh由来N末端ペプチド/ネトリン1由来ペプチド投与のマウス神経麻痺性角膜症に対する治療効果を明らかにする。神経麻痺性角膜症の病態解明と新規治療戦略の樹立に貢献すると期待できる。
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研究実績の概要 |
角膜上皮または感覚神経特異的遺伝子改変マウスを実験に十分数、蓄積することをまず最初の課題とした。 感覚神経特異的Advillin-Cre/Shh floxマウスは研究遂行に十分な数が得られず、実験が遅延している。並行しているrtTA/K12-Cre/Shh floxマウスで輪部から角膜に侵入する三叉神経末梢感覚神経分布の表現型に個体差が見られた点について、さらに角膜でのShh mRNA発現の解析を行った。しかし、コントロールマウスとrtTA/K12-Cre/Shh floxマウスでShh mRNA発現に統計学的有意差がなく、角膜上皮でのShh発現が完全に抑制されていないことが表現型に何らかの影響を及ぼしていると考える。 今後の以下の対策方法に行き着いた;すなわち、K12rtTAの発現はDoxの投与期間で調節しているため、Doxの投与期間を検討する ということである。完全に組織特異性を発揮するrtTA/K12-Cre/Shh floxマウスと、Advillin-Cre/Shh floxの双方、が十分に得られることが望まれる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
目的の遺伝子を持ったマウス(完全に組織特異性を発揮するrtTA/K12-Cre/Shh floxマウスと、Advillin-Cre/Shh floxの双方)の十分数が得られないため。
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今後の研究の推進方策 |
角膜上皮でのShh発現が完全に抑制されていないことが表現型に何らかの影響を及ぼしていると考える。そのため、完全に組織特異性を発揮するrtTA/K12-Cre/Shh floxマウスと、Advillin-Cre/Shh floxの双方、が実験に使用する十分数に到達するように努める。前者ではDox投与期間の検討が必要である。
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