研究課題/領域番号 |
21K09760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
飯田 拓也 獨協医科大学, 医学部, 教授 (00398603)
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研究分担者 |
金山 幸司 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40612601)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 人工皮弁 / 脂肪幹細胞 / 3次元プリンター / 無細胞真皮マトリックス / 脂肪由来幹細胞 / 同種真皮マトリックス |
研究開始時の研究の概要 |
遊離皮弁移植は、微小血管を顕微鏡下で吻合することで血流を維持することで大きな組織を移植する方法であるが、血栓形成のリスクや皮弁採取部の犠牲の問題も残る。これらの問題を解決するために、無細胞真皮マトリックス(ADM)を足場とした脂肪由来幹細胞による人工皮弁の開発と、体外潅流システムを用いた遊離皮弁移植モデルの開発を行う。
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研究実績の概要 |
前年度に引き続いて実験を行った。 前年までに,CT,MRIの画像データをもとに生体吸収性素材Polycaprolactone(Facilan; PCL 100 Filament、3D4Makers、Netherlands)を当科の3Dプリンター(Bellulo、システムクリエイト社)で出力することで3次元モデルを作成した。しかし小耳症患者は通常成長期にある小児であるため、CTでは被曝リスク、MRIも長時間の安静が必要で患児によっては鎮静が必要である等の問題があった。そこで当科に新規導入した3D画像撮影解析装置VECTRA(Canfield Scientific、USA)を用いて3次元データを作成した。この3次元カメラを用いて耳介を複数方向から撮影し、画像の重ね合わせやノイズの除去などを行ってデータを調整し、これをもとに生体吸収性素材を用いた3次元耳介モデルを出力できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究を3次元モデルを中心に行っていたため、灌流モデルの作成までは至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
今後は実験動物を用いて3次元モデルを皮弁化した灌流モデルを作っていきたいと考える。また3次元カメラを用いることで耳介以外の体表構造(外鼻、眼瞼、乳房など)も作成したいと考えている。
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