研究課題/領域番号 |
21K09778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
鎌田 将史 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60815950)
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研究分担者 |
貴志 和生 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (40224919)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 皮膚 / 再生 / 胎仔 / 皮膚再生 / 線維芽細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
コンディショナルノックアウトマウスを用いて、マウス胎仔皮膚再生で真皮の移動のメカニズムを調査する。
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研究成果の概要 |
哺乳類の胎仔は、ある時期までの皮膚創傷は素早く、そして瘢痕を残すことなく完全に再 生する。表皮側の要因としては細胞遊走ではなく、actin cableを形成し、表皮組織を収縮させることで、表皮細胞の位置値を変えずに創が閉鎖するがマウス胎仔皮膚の完全再生のための真皮線維芽細胞の移動のメカニズムについては報告されてこなかった。本研究では、マウスE13からE15の創傷治癒過程を観察し、 真皮線維芽細胞の移動を変化させることで、皮膚再生にどのような影響を与えるかを観察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
瘢痕の線維化を抑制させようという様々な試みは、肺線維症、肝硬変など多くの線維 性疾患を解決する糸口になり、皮膚のみならず非常に大切な分野である。線維化の原因は、最終的にはコラーゲンを産生する真皮の線維芽細胞にある。一方で、近年線維芽細胞の多様性が報告されているが、胎生期の真皮の線維芽細胞は、線維化を起こす特徴が少ない、この特徴を知りその動態を変化させて瘢痕の有無を調べることは、他臓器の線維化のメカニズムを調べるうえでも必要な研究である。
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