研究課題/領域番号 |
21K09844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
近藤 好夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (30581954)
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研究分担者 |
筑波 隆幸 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (30264055)
門脇 知子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (70336080)
鵜飼 孝 長崎大学, 病院(歯学系), 教授 (20295091)
佐藤 啓子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (70410579)
藤原 卓 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00228975)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯周病 / 小胞輸送 / 感染実験モデル |
研究開始時の研究の概要 |
歯周病は細菌感染により免疫細胞と破骨細胞が活性化されて惹起する炎症性疾患である。我々の研究から破骨細胞の分化過程で増大する新規遺伝子Rab44を発見し、さらにRab44が免疫系細胞にも発現していることを見出した。一般的に低分子Rabタンパク質は細胞内の小胞輸送を制御している。Rab44はアミノ末端にいくつかのドメイン構造を有する高分子Rabタンパク質で、その機能は不明である。本研究ではRab44欠損マウスを用いて歯周病モデルを作製し、Rab44の分子機構とその病態を解明する。また免疫細胞のサイトカイン等の分泌や細菌の貪食機能の変化を解析する。これらよりRab44による歯周病での役割を解明する。
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研究実績の概要 |
歯周病は細菌感染により免疫細胞と破骨細胞が活性化されて惹起する炎症性疾患である。わたしたちの以前の研究から破骨細胞の分化過程で増大する新規遺伝子Rab44を発見し、さらにRab44が免疫系細胞にも発現していることを見出した。一般的に低分子Rabタンパク質は細胞内の小胞輸送を制御している。Rab44はアミノ末端にいくつかのドメイン構造を有する高分子Rabタンパク質で、生体内でのその機能は不明である。本研究ではRab44欠損マウスを用いて歯周病モデルを作製し、Rab44の分子機構とその病態への関与を解明する。これまでにマウスに歯周病を発症させるために、接種する菌株、量、接種方法あるいは接種回数などのさまざまな条件を振り分けて感染実験を遂行した。非感染群と感染群を組織学的あるいは生化学的評価をおこない、炎症の程度を評価した。組織学的な評価のためマウスを屠殺後に上顎を摘出し、パラホルムアルデヒド固定を行なったのちに、脱灰処理を行い段階的に脱水後、パラフィン包埋をおこなった。包埋後は薄切して顕微鏡下にて組織学的な評価をおこなった。生化学的な評価としては、歯周組織を切除し、炎症性サイトカインの発現量をリアルタイムPCRを行い定量比較した。これらとともにマイクロCTによる解析をおこない上顎歯槽骨破壊を評価した。これまでに、歯周病関連細菌の一種であるPorphyromonas gingivalisをマウス口腔内に接種することによって初期的な歯周炎を発症することに成功し、野生型マウスとRab44ノックアウトマウスを用いて感染実験をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
歯周炎を発症する条件決定ができ、野生型マウスとノックアウトマウスで実験をおこなった。組織学的にもこれらの2群間でも違いを認めており、現在は定量化するためのデータ収集と解析をおこなっており、おおむね順調に進展していると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
感染実験よりえられた結果を定量化するためのデータ収集と解析をおこなう。
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