研究課題/領域番号 |
21K09958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
川井 忠 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (50547263)
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研究分担者 |
松井 桂子 東北大学, 歯学研究科, 助教 (00302159)
江副 祐史 東北大学, 大学病院, 助教 (50755171)
鈴木 治 東北大学, 歯学研究科, 教授 (60374948)
鎌倉 慎治 東北大学, 医工学研究科, 教授 (80224640)
山田 浩之 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (90267542)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 顎骨再建 / リン酸八カルシウム・コラーゲン複合体 / 自家骨 / 骨再生 / リン酸八カルシウム / コラーゲン / 骨補填材 / コラーゲン複合体 |
研究開始時の研究の概要 |
OCPとコラーゲンとの複合体(OCP/Col)は、優れた骨形成能を有し、Bonarcの商標名として販売予定である。しかし、下顎骨区域切除など広範囲な骨欠損に対してはまだ適応手段が確立されていない。本研究では、イヌ下顎骨区域切除モデルを使用して、OCP/Colと自家骨を組み合わせることにより、これまで材料のみでは再建し得なかった骨欠損の骨再生を可能にする手段を確立させることを目的としている。
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研究成果の概要 |
リン酸八カルシウム・コラーゲン複合体(OCP/Collagen)の骨再生能を向上させることにより、下顎骨骨欠損部の修復を試みた研究である。下顎骨下縁に骨欠損を作成し、同部から自家骨採取を行い、OCP/Collagenと混合させて骨再生能を評価した。埋入後4週での評価では、X線学的には自家骨のみと、自家骨とOCP/Collagenの混合とは不透過性に有意な差は認めなかった。一方OCP/Collagenのみでは、一部に透過性の残存を認めた。今回の研究から、自家骨と混合させることでOCP/Collagenの骨再生能を向上させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究では、まだ途中ではあるが、X線学的評価からは、自家骨のみと自家骨とOCPコラーゲン複合体の混合における骨再生能は、同等であることが示唆された。最終結果を報告する事により、自家骨の採取を最小限にすることに貢献できると思われる。それによって患者と医療従事者の双方にとっても負担軽減となると思われる。
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