研究課題/領域番号 |
21K09989
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
飯田 崇 日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (50453882)
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研究分担者 |
牧山 康秀 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (00219312)
小見山 道 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (60339223)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / 覚醒時ブラキシズム / 経頭蓋磁気刺激法 / 経頭蓋直流刺激 / 歯科補綴治療 |
研究開始時の研究の概要 |
病的な睡眠時ブラキシズムは口腔顔面痛、咬合性外傷、失活歯の歯根破折、補綴装置の破壊といった歯科的問題を引き起こすリスクファクターとなる可能性が示唆されているが、その原因療法は解明されていない。本研究では、病的な睡眠時ブラキシズムに特異的な活動を示す中枢活動部位を同定し、その研究結果を基に中枢から病的な睡眠時ブラキシズムを制御する原因療法の確立を試みる。
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研究実績の概要 |
睡眠時ブラキシズムは非機能的な繰り返しの咀嚼筋筋活動でありこの非機能的な下顎運動が口腔顔面痛、咬合性外傷、失活歯の歯根破折、補綴装置の破壊といった歯科的問題を引き起こす因子の1つとされている。しかしながら、ブラキシズムの発現機序・病態生理はこれまでに解明されておらず、臨床ではブラキシズムを習癖とすることが予想される患者に対し、オーラルアプライアンスを装着することによって、歯を保護することを目的とした対処療法にて対応しているのが実情である。近年、睡眠時ブラキシズムは基本的に正常範囲内の下顎運動とみなされ、「病的な睡眠時ブラキシズム」が上記の問題を引き起こすリスクファクターとなる可能性が示唆されている。歯科補綴治療において睡眠時ブラキシズムがリスクファクターとなる患者は病的な睡眠時ブラキシズムを習癖として有する者であり、この習癖に対する制御が可能となれば、歯科補綴治療はこれまで以上に良好な予後を導くことが可能になり、患者のQOLの向上ならびに医療費の削減へとつながることが予想される。したがって、病的な睡眠時ブラキシズムを制御する原因療法を確立することが、歯科補綴治療の良好な予後を導くために必要と考えられる。本研究では、経頭蓋磁気刺激法(TMS)、機能的核磁気共鳴装置(fMRI)等を用いて病的な睡眠時ブラキシズムに特異的な活動を示す中枢活動部位を同定し、その研究結果を基に経頭蓋直流刺激(tDCS)を用いた病的な睡眠時ブラキシズムを制御する原因療法の確立を試みる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度はウェアラブル筋電計を用いて被験者の側頭筋筋活動を測定し、病的な睡眠時ブラキシズムを習癖として有する被験者を選定する作業を主として進めた。一方、本研究にて使用しているウェアラブル筋電計を用いた日常生活時における側頭筋筋活動の測定方法の確立、病的な覚醒時ブラキシズムの診断基準の確立を並行して進めた。 結果として、覚醒時ブラキシズムの測定方法、診断基準について学会発表を行った。
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今後の研究の推進方策 |
現在、覚醒時ブラキシズムに関する検討において得た知見の学会発表、論文発表を行うことと並行して、被験者を病的な睡眠時ブラキシズム、病的な覚醒時ブラキシズムの習癖の有無にて4群間に分類することが可能か検討を行うことを予定している。それらの被験者データベースを基に中枢に関する検討を進めていく予定である。
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