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シングルセル解析を用いた再生軟骨移植の組織成熟シグナルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K10038
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関東京大学

研究代表者

藤原 夕子  東京大学, 医学部附属病院, 客員研究員 (50466744)

研究分担者 疋田 温彦  東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (60443397)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード軟骨再生医療 / マクロファージ / 再生軟骨移植 / シングルセル
研究開始時の研究の概要

現行の軟骨再生医療は、培養中に脱分化する軟骨細胞が、生体内に移植されると自然に成熟する過程を活用して行われているが、その分子メカニズムの詳細は未だ不明である。本申請では、再生軟骨移植後の組織成熟に伴い特性や局在を変化させていく軟骨細胞やマクロファージに焦点をあて、シングルセル解析を導入した網羅的に解析により、再生組織の組織成熟メカニズムを明らかにすることを目的としている。さらに得られた知見を基に、in vitroで成熟した再生軟骨を誘導する方法の確立を目指す。

研究成果の概要

現行の軟骨再生医療は、培養中に脱分化する軟骨細胞が、生体内に移植されると自然に成熟する過程を活用して行われているが、その分子メカニズムの詳細は未だ不明である。本研究では、再生軟骨移植後の組織成熟に伴い特性や局在を変化させていく軟骨細胞やマクロファージに焦点をあて、組織成熟のメカニズムを明らかにしていくことを目指している。
マウス耳介軟骨細胞をポリ乳酸足場素材へ播種して再生軟骨組織を作製し、マウスの背部皮下へ移植した。再生軟骨組織を経時的に摘出し、細胞を単離しポピュレーションを解析した。また、トルイジンブルー染色で組織学的に軟骨細胞の成熟過程を評価し、遺伝子発現との相関を検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

軟骨再生医療は、再生医療の中でも臨床応用が進んでいる領域で、患者自身の軟骨組織から分離・増殖させた軟骨細胞を移植する自家軟骨細胞移植術が臨床応用されている。一方で、軟骨細胞が生体内で組織成熟する分子メカニズムの詳細は未だ不明であり、移植前の再生軟骨に軟骨特性や十分な力学的強度を与えることが困難である。また、再生医療において、移植した再生組織を長期的に維持していくためには、移植後の組織反応を制御していく必要もある。本研究は、移植された再生軟骨組織を構成する細胞を解析することにより、移植後の成熟過程や組織反応を解明するための一助となる研究である。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 再生軟骨移植におけるエクソソームの役割2024

    • 著者名/発表者名
      藤原夕子、小畠哲也、疋田温彦、星和人
    • 学会等名
      第77回日本口腔科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 自動細胞数計測装置のヒト耳介軟骨細胞における有用性の検討2023

    • 著者名/発表者名
      米永 一理, 西澤 悟, 浅輪 幸世, 藤原 夕子, 古村 眞, 星 和人
    • 学会等名
      第22回日本再生医療学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 再生軟骨移植におけるダメージ関連分子パターン(DAMPs)の影響.2022

    • 著者名/発表者名
      藤原夕子,疋田温彦,星和人.
    • 学会等名
      第21回日本再生医療学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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