研究課題/領域番号 |
21K10045
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
林田 淳之介 九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (80432920)
|
研究分担者 |
大木 郷資 九州大学, 大学病院, 助教 (10803463)
森山 雅文 九州大学, 大学歯学研究院, 教授 (20452774)
荻野 洋一郎 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (50380431)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 上顎骨位置決め / 顎変形症 / CT / 3Dシミュレーション / インプラントガイドシステム / オーラルスキャナー |
研究開始時の研究の概要 |
Le Fort I 型骨切り術において、上顎移動骨片の位置決めは非常に重要な行程であり、正確な位置に固定されることが要求される。インプラントの分野ではオーラルスキャナーとCBCT により制作したサージカルガイドを埋入時に使用することにより、術前の計画通りに埋入するシステムが汎用されている。 本研究では、CT(上顎骨)とオーラルスキャナー(咬合)のデータを併用することにより顎変形症用のサージカルガイドを開発・作製し、より正確な上顎骨の位置決め法の確立を目的とする。この解析方法はすでにインプラントで汎用されていることから、簡便に高精度のサージカルガイドをオーダーできるシステムの構築を目指す。
|
研究実績の概要 |
Le Fort I 型骨切り術において、上顎移動骨片の位置決めは非常に重要な行程であり、正確な位置に固定されることが要求される。骨片位置決めはスプリントを用いて行うが、現在主流なのは咬合器上でハンドメイドで作製されたスプリントである。近年、CTデータを用いた3Dシュミレーションにより位置決めのスプ リントを作製する方法が報告されているが、厳密な咬合をCTデータで再現するのには限度がある。一方、インプラントの分野ではオーラルスキャナーとCBCTにより抽出したデータを用いて制作した埋入用のサージカルガイドを埋入時に使用することにより、術前の計画通りに埋入するシステムが汎用されている。 そこで本研究では、CT(上顎骨)とオーラルスキャナー(咬合)のデータを併用することにより顎変形症用のサージカルガイドを開発・作製し、より正確な上顎骨の位置決め法の確立を目的とする。 今年度は昨年度に引き続き、シミュレーションソフト(Pro Plan CMF)と歯列模型、口腔内スキャナー、3Dプリンターを用いて、CAD/CAMシステムで下顎依存型のスプリントを作成し14症例(昨年度:7症例)で使用した。従来の咬合器上で作製する方法と比較し、三次元的な移動がより正確に可能であると考えられる。引き続き症例数を増やしつつシミュレーションソフトを用いてその正確性を評価する予定である。 インプラントシステムを応用したサージカルガイドについては、現在作製しているCAD/CAMシステムを利用した下顎依存型のスプリントを応用した形である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上顎完全依存型のサージカルガイドについては、顎矯正手術で用いるソフトウェア側に新たなソフトウェアが必要であり、開発が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
令和6年度より導入した、ソフトウェアでCAD/CAMシステムを利用したサージカルガイドの正確性を検討する。また、同ソフトウェアで上顎完全依存型のサージカルガイドを作成予定である。
|