研究課題/領域番号 |
21K10065
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
野口 誠 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50208328)
|
研究分担者 |
山崎 学 新潟大学, 医歯学系, 講師 (10547516)
藤原 久美子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (60404737)
冨原 圭 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70404738)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 口腔癌 / 浸潤 / 免疫療法 / 免疫抑制性細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、がん免疫療法の臨床応用は目覚ましい発展を遂げているが、口腔癌担癌宿主の免疫応答に関わる調節機構については不明な点が多く、その解明も急がれる。担癌宿主では、骨髄由来系細胞や制御性T細胞などの免疫抑制性の細胞集団が著しく増加し、宿主のT細胞免疫応答を抑制し、抗腫瘍免疫応答に対して抑制的な機序であるいわゆる免疫逃避の存在が明らかとされている。本研究は、マウス口腔癌モデルを用い、口腔癌の担癌宿主における、骨髄由来免疫抑制性細胞(Myeloid-Derived Suppressor Cell;以下MDSC)の特性解析により、口腔癌の浸潤機序を標的とした新たな治療戦略を開発を目的とした研究である。
|
研究実績の概要 |
骨髄由来免疫抑制性細胞(MDSC)は腫瘍局所で破骨細胞分化を促進機序、腫瘍局所におけるMDSCの特異的標的化について、C3H/HeNマウス由来の口腔扁平上皮癌NR-S1K細胞およびSCCVII細胞と同マウスを用いシンジェニック口腔癌モデルを作製し、以下の内容について3年計画で検証を予定している。 1.口腔扁平上皮癌担癌宿主におけるMDSCの形質や機能の特性とその標的化を検証する。 2.MDSCの標的化戦略に基づいて抗腫瘍効果を、マウスモデルを用いた治療実験で検証する。研究代表者の先行研究で、低用量ゲムシタビン投与が、口腔癌担癌マウスの腫瘍組織から、MDSCを選択的に除去することを明らかとした。また、口腔癌マウス由来のMDSCでは、PD-L1の発現が増強し、免疫抑制機能に重要な役割を果たしていることを明らかとした。そこで、以下のような治療実験を行う。 コロナ禍のため動物実験が思うように進ま図にいるが、ここ数年間の感染状況を例に今後は年間に計画的なスケジュールをたて遂行する予定である。しかしながら、ヒト口腔癌患者のMDSCサブセットを同定したことでPD-1免疫チェックポイント阻害剤投与後の2に対するヒトでの検証が可能となり継続中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍のため動物実験が思うように進まずにいるが、ここ数年間の感染状況を例に今後は年間に計画的なスケジュールをたて遂行する予定である。しかしながら、ヒト口腔癌患者のMDSCサブセットを同定したことでPD-1免疫チェックポイント阻害剤投与後の2に対するヒトでの検証が可能となり継続中である。
|
今後の研究の推進方策 |
コロナ禍のため動物実験が思うように進まずにいるが、ここ数年間の感染状況を例に今後は年間に計画的なスケジュールをたて遂行する予定である。しかしながら、ヒト口腔癌患者のMDSCサブセットを同定したことでPD-1免疫チェックポイント阻害剤投与後の2に対するヒトでの検証が可能となり継続中である。
|