| 研究課題/領域番号 |
21K10077
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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| 研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
栗原 都 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (40453170)
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| 研究分担者 |
笹平 智則 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (90405374)
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| 研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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| キーワード | 口腔癌 / PXDN / シグナル伝達 / Warburg効果 |
| 研究開始時の研究の概要 |
がんのWarburg効果についてはわかっていない点が非常に多い。PXDNの機能や発現調節機構、関連シグナルなどを明らかにすることでがんにおけるWarburg効果の真の意義を明らかにすることが出来るかもしれない。本研究の最終目標は、『微小環境を標的とした新たな治療戦略』として口腔癌の臨床現場への還元を模索することである。 血中や唾液中での発現が明らかとなれば、腫瘍マーカーとして検査分野への貢献も出来ると考えられ、特に唾液中のマーカーとして有用であれば、簡便かつ低侵襲な検査が可能となる。
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| 研究成果の概要 |
がん細胞と間質細胞との相互作用により形成される腫瘍微小環境は、がん細胞の増殖・浸潤・転移や治療抵抗性に深く関与することが知られている。申請者らはPXDNが口腔癌のエネルギー代謝や口腔癌局所における微小環境の形成に寄与する可能性があることを見いだしているが、PXDNに関連するシグナルや分子の異常については不明な点が多いため、本研究を行った。その結果、PXDNはmムチンであるMUC20や扁平上皮への分化を司るSPRR1B、転写因子であるEGR-1をはじめとした幾つかの新規分子を制御することで、口腔癌の浸潤や転移、微小環境形成に寄与することが明らかとなった。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌は難治性の希少がんであり、術後の重大な審美・機能障害も大きな問題である。本研究成果により、PXDN関連シグナルを標的とした新たな口腔癌分子診断・治療システムの開発、社会実装に直結する可能性が期待される。また、これらの分子のうちMUC20とSPRR1Bは分泌タンパクであることも示され、腫瘍マーカーとしての臨床応用も期待される。これらの分子は唾液中にも分泌される可能性があることを見いだしており、唾液を用いた簡便かつ低侵襲な口腔癌診断システムとしての有用性も期待される。今後も臨床現場への還元を目指すべく、さらなる研究が望まれる。
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