研究課題/領域番号 |
21K10088
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石田 陽子 新潟大学, 医歯学系, 特任准教授 (10377187)
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研究分担者 |
前田 健康 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40183941)
大峡 淳 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40266169)
川崎 勝盛 新潟大学, 医歯学系, 助教 (40529640)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 下顎骨 / 発生 / 小下顎症 / 先天異常 / 一次線毛 |
研究開始時の研究の概要 |
小下顎症は高頻度で認められる先天異常の一つである。遺伝性疾患だけでなく、非家族性の小下顎症も多く認められる。異常の頻度が高いことは、下顎骨の発生が、わずかな変異にも敏感に反応する精巧な分子制御メカニズムであることを意味している。なぜ下顎の骨が、その様な繊細な分子機構によって形成されるのかは明らかでない。本研究は、下顎形成メカニズムの解明を目的とする。小下顎症に対する治療に選択肢は少なく、その治療効果も限定的である。小下顎症に対しては、治療ではないことに目を向ける必要がある。本研究の成果により、下顎骨形成の特殊性が把握できれば、その知識から小下顎症の予防につなげることが可能となる。
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研究実績の概要 |
先天異常の3分の1で、顎顔面になんらかの異常が存在すると言われている。その中でも、下顎が小さい小下顎症は高頻度で認められる先天異常の一つである。ピエール・ロバン症候群やトリーチャー・コリンズ症候群などの遺伝性疾患だけでなく、非家族性の小下顎症も多く認められる。小下顎症を有する患者が、他の部位の骨に症状を有するケースは少ない。つまり、小下顎症を有する多くの患者は、下顎の骨の発生にのみ異常をきたしている。異常の頻度が高いことは、下顎骨の発生が、わずかな変異にも敏感に反応するほど精巧な分子制御メカニズムで成り立っていることを意味しているが、なぜ下顎の骨だけが、その様な繊細な分子機構によって形成されるのかは明らかにされていない。Oral-facial-digital type I (OFDI)症候群は、小顎症を示す疾患の一つであり、その原因遺伝子としてOfd1が同定されている。顎顔面の骨を形成する神経堤由来細胞でOfd1を欠損させたマウス(Ofd1fl/fl;Wnt1Creマウス)を作成したところ、小顎症が確認された。Hhシグナル関連分子であるPtch1、Gli2、Gli3の発現に変化が認められた。FgfシグナルのマーカーであるErmの発現に、大きな変化は確認されなかった。
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