研究課題/領域番号 |
21K10103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
小野寺 晶子 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (90637662)
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研究分担者 |
齋藤 暁子 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90722835)
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研究期間 (年度) |
2022-01-04 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Gorlin症候群 / 遺伝子パネル / 疾患iPS細胞 / Hedgehog経路 / 遺伝子変異 / 多重変異 / 診断パネル / ヘッジホッグ |
研究開始時の研究の概要 |
ヘッジホッグ受容体であるPTCH1の機能喪失変異はGorlin症候群を引き起こし、大脳鎌の石灰化、二分肋骨、顎骨内の角化嚢胞など多彩な表現型を生じる。PTCH1の機能喪失変異はヘッジホッグ経路の活性化を生じ、この活性化により様々な病態が生じることが知られている。一方PTCH1の変異部位にばらつきがあり、変異部位とヘッジホッグの活性化、およびその表現型との関係は未だ明らかでない。そこで本研究ではこれまでの知見をもとに重複変異で生じるヘッジホッグ経路への活性化の違いを検討し、変異と症状との関係を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
Hedgehog受容体であるPTCH1の機能喪失変異はGorlin症候群を引き起こし、大脳鎌の石灰化、二分肋骨、顎骨内の角化嚢胞など多彩な表現型を生じる。PTCH1の機能喪失変異はヘッジホッグ経路の活性化を生じ、この活性化により様々な病態が生じることが知られている。一方PTCH1の変異部位にばらつきがあり、変異部位とヘッジホッグの活性化、およびその表現型との関係は未だ明らかでない。申請者はこれまでPTCH1と他のヘッジホッグ受容体であるPTCH2, BOCの多重変異がヘッジホッグシグナル活性を変化させることを明らかにし、Golrin症候群iPSC由来骨芽細胞の樹立と骨分化の亢進を報告してきた。現在のところ予定をしていたGorlin症候群遺伝子パネルの作製、正規性の確認は終了している。このパネルを使用した歯原性角化嚢胞を用いた解析も解析も進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定をしていたGorlin症候群遺伝子パネルの作成及びその正規性の確認は終了している。またこのパネルを使用したGorlin症候群の遺伝子解析、主症状である歯原性角化嚢胞における変異解析も患者人数に対して十全ではないものの滞りなく進んでいるため。
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今後の研究の推進方策 |
おおむね計画通りに進んでいるため、今度は患者由来線維芽細胞および疾患iPS細胞由来基底細胞を用いてヘッジホッグ経路に対する活性化について重点を置き検討を続けていく予定である。
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