研究課題/領域番号 |
21K10146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 耕 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (20419758)
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研究分担者 |
川野 雅章 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (30447528)
佐藤 毅 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (60406494)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 口腔扁平苔癬 / TGF-beta / Dextran sulfate sodium / Oxazolone / Foxp3 / CD25 / TNBS / モデル動物 / D2様受容体アゴニスト / 好中球性炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
oxazolone, DSS, TNBS, iodoacetamideの4種類の薬剤を口腔粘膜に応用したOLPモデル動物を作製する。OLP患者より得られた臨床検体と各OLP動物モデルの組織像との比較を行い、最も類似した組織像を呈するOLPモデル動物を見出す。このモデル動物において、D2受容体アゴニストを投与し、炎症を軽減することができるかどうか検討する。口腔粘膜上皮細胞株において、OLPモデル動物を作製した薬剤で処理しサイトカイン産生能を調べ、ヒト検体でのサイトカインプロファイリングと比較して類似したプロファイルを示すのかを調べる。さらにD2受容体アゴニスト処理による炎症の抑制効果を検討する。
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研究実績の概要 |
口腔扁平苔癬においては、T細胞との関連を示唆する研究が報告されている。Th1サブセットが関係することを報告した論文は22報、Th2サブセットが関係することを報告した論文は16報、Th17サブセットが関係することを報告した論文は6報、Tregサブセットが関係することを報告した論文は2報である。これらの既報論文を踏まえて、われわれは各T細胞サブセットのタンパク質の発現を調べることとした。 これまでに口腔扁平苔癬を疑う患者に対して、生検を行い病理診断にて口腔扁平苔癬の確定診断がついた患者のデータを収集し、8症例を集めることができ、HE染色を行った。また、2例ではあるが、T17サブセットに関与する分子であるIL-17、Th1サブセットに関与する分子であるIFN-γ、Tregサブセットに関与する分子であるTGF-βの免疫染色を施行した。対照群として、抜歯患者の炎症性歯肉を用いた。免疫染色の結果、対照群ではIL-17およびIFN-γの染色が強いシグナルであったのに対して、口腔扁平苔癬患者群ではTGF-βのシグナルが強く出ていたことが明らかとなった。今後、症例を増やしていく予定である。 また、Wistarラットに対して三種混合麻酔下(塩酸メデトミジン(0.15 mg/kg)・ミダゾラム(2 mg/kg)・酒石酸ブトルファノール(2.5 mg/kg))にて、両側の頬部粘膜へ薬剤を50μL粘膜下に投与する実験を行った。薬剤として、Dextran sulfate sodiumおよびOxazoloneを使用し、頬粘膜を採取してHE染色を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ロシア、ウクライナの戦争の影響で、試薬の納品が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後、Wistarラットの標本について、Tregサブセットに関与する分子の抗体にて免疫染色を行い、ヒト検体との比較を行う予定である。
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