研究課題/領域番号 |
21K10147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
中谷 佑哉 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 助教 (50770822)
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研究分担者 |
戸谷 収二 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (20287791)
森田 貴雄 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (20326549)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自己血清 / 凍結乾燥 / 口腔乾燥症 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔乾燥症は、唾液量減少、口腔粘膜障害などの症状が遷延化、難治化することが少なくない。その原因の一つとして、口腔乾燥症患者の唾液中の上皮成長因子(EGF)などの成長因子濃度が低下していることが示唆されており、唾液の「量」だけでなく、「質」にも注目が集まっている。そこで、申請者は口腔乾燥症と症状が類似しているドライアイに対する治療に用いられている自己血清に着目した。血清にはEGFなどの成長因子が含まれ、粘膜保護作用、組織修復作用を持つことから、口腔乾燥症により傷害を生じた口腔粘膜への適用が有効であると考えられる。本研究では、凍結乾燥血清を用いた口腔乾燥症の治療法開発とその効果について検討を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、凍結乾燥血清を用いた口腔乾燥症に対する新規の治療法の開発とその有用性を明らかにすることである。口腔乾燥症は、唾液量の減少のみならず、口腔粘膜障害などの関連症状が遷延化、難治化することが少なくない。その原因の一つとして、口腔乾燥症患者の唾液中の上皮成長因子(EGF)などの成長因子の濃度が低下していることが示唆されており、唾液の「量」だけでなく、「質」にも注目が集まっている。そこで、申請者は口腔乾燥症と症状体系が類似しているドライアイに対する治療に用いられている自己血清に着目した。血清にはEGFをはじめ、血小板由来成長因子(PDGF)、トランスフォーミング成長因子β(TGF-β)、血管内皮増殖因子(VEGF)などの成長因子も含まれ、粘膜保護作用、組織修復作用を持つことから、口腔乾燥症により傷害を生じた口腔粘膜への適用が有効であると考えられる。具体的な手法として、徐放担体に血清を含浸させて凍結乾燥処理を行って粘膜接着性錠剤とすることで、血清中の成長因子などの成分を長時間口腔粘膜に作用させることを想定している。本研究では、凍結乾燥血清と粘膜貼付錠剤を併用した徐放担体による口腔乾燥症の治療法開発とその効果について詳細に検討を行う。 令和4年度においては、徐放担体を用いた動物実験に先立ち、引き続き血清含有の徐放担体開発を行い、おおむね物性や血清成分の徐放の安定が得られ、一定の調製法を確立したといえる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上記研究実績概要の通り、徐放担体の作製法の確立は行えたが、動物実験にまだ移行できておらず、計画からやや遅れが生じている。 令和5年度は下記に示す推進方策を行って、更なる検討を行っていくこととする。
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今後の研究の推進方策 |
徐放担体を使用してシェーグレン症候群モデルマウスの実験として、血清、凍結乾燥血清の成長因子濃度の測定、唾液量変化の検討および唾液中の成長因子濃度変化の検討を行っていく。 動物実験が困難な場合は細胞を用いた実験法も検討する。
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